激しいディープキスに関する専門家の意見やアドバイス
本当はキスを飛ばしたい!?
『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス スゴ技編』(宋 美玄)には、男性の性衝動について書かれていました。
「好きな女性を前に抑えきれない欲望を感じるのは、おかしなことではありません。でも、暴走しそうになったら、次のことばをこっそり唱えてください。『エロスの前には、必ずロマンスを!』
セックスの前の会話がいかに大事かは前項で解説しましたが、手をつなぎ、ハグをして、キスをする……。こうしたロマンチックな行為のひとつひとつが、〝本当に気持ちのいいセックス〟の大事な土台となります。」
つまり、本来男性はキスをスキップしてしまいたくなるようです。そういった気持ちを抑え、女性に嫌われないようムードを作り上げるためキスをする場合もあるのでしょう。
そう聞くと、激しいディープキスは男性の性衝動の現われなのかもしれません。今すぐにでも押し倒してしまいたい気持ちを押し堪えながら、ムードを作るためにキスをしているとも言えますよね。女性は心から求められているため、嬉しく感じてしまうでしょう。
激しいキスとムードのバランスが大切
「女性をキスだけで充分に濡らすには、キスに入るまでの雰囲気づくりが重要です。」という一節は、『モテる男は知っている 女が夢中になるセックス』(桜木ピロコ)に書かれていたものです。女性はこれに大いに頷けるのではないでしょうか。
激しいディープキスだけではなく、甘いムードもそれなりに欲しいですよね。そして本書には以下のように続けています。
「かといって、ムードづくりに関しては、過剰にすることは、私はおススメしません。
セクシーな音楽をかけてみたり、キャンドルをつけてみたり、甘い言葉を囁いたり。こういうムードづくりはやりすぎで、かえって面白いものとなってしまいます。(中略)多くの女性たちも、ムードをつくりすぎてくると逆に笑えるといっています。」
これもにも思わず頷いてしまう女性が多いのではないでしょうか。女性がうっとりできるように一生懸命作り上げてくれたムードではありますが、一生懸命さが滲み出てしまっていると、「そんなにエッチしたいの?」と、ふいに現実的になってしまう人が多いはずです。
エッチへの段階をしっかり踏んでもらうのも嬉しいですが、「もう我慢できない!」という衝動が滲み出ているような激しいディープキスも欲しいところですよね。つまりバランスが大切だと言うことでしょう。
むやみに突っ込まれるキスは嫌い
『モテる男は知っている 女が夢中になるセックス』(桜木ピロコ)には、以下のような内容も書かれていました。
「キスで女性を濡らすには、色々とバリエーションをつけることが大切です。ただ、やみくもに口の中を舐めまわされたり、舌を思いっきり突っ込んだりするキスは人気がありません。(中略)どんなに対象の女性を愛おしいと思っても〈 食べてしまう〉ようなキスは避けて下さい。」
女性がされて嬉しい激しいディープキスは、女性を優しくいたわりながらも男性自身が自分の性衝動を抑えられていないギリギリのラインです。そのため、女性の事を考えていないような闇雲に激しいディープキスはあまり好きではありません。
やはりどんな時でも「愛されているから優しくしてくれている」という事が実感できる方が、女性は嬉しくなりますよね。
濃厚なキスを拒むのは浮気かも
『「本能」を知れば、もう振り回されない!恋愛&婚活以前の 男のトリセツ』(神崎メリ)には、「付き合ってそんなにたってないのに! 浮気男のパターンを大公開」という見出しのページが存在します。
その中にあったのは、「突然Hの回数が減って、キスも濃厚なのは拒むようになって、浮気していた」というものでした。
キスが好きな男性ではない場合、キスは面倒なステップだと感じる場合もあるのではないでしょうか。キスをするのはあくまでも女性に対し愛があるから、という人もいるでしょう。
そのため男性が浮気などをしている場合、キスの濃厚さがなくなるようです。キスは愛情のパロメーターという事なのでしょう。そう考えると、彼から激しいディープキスをされると、とっても愛されていると実感できますよね。
激しいディープキスが苦手な女性は多い
キスは激しければ激しいほど燃え上がるというものではありません。むしろムードを大切にしたいというのが女性の本音なのではないでしょうか。男性向けに書かれた恋愛指南書『ヒアリングセックス』(長谷川瞳)には、以下のような記述があります。
「(前略)
では、どういうキスに女性が興奮するかをお教えしましょう。セックスの基本は『ソフトタッチ』。それはキスだって同じです。
セックスにおけるキスというと、ベロンベロンと舌を絡め合うディープキスが最上級のものだと思われがちですが、それはあくまでもキスのひとつのかたちに過ぎません。もちろん、お互いの興奮がピークに達しているときは、そういう情熱的なキスが興奮をさらに高めることになります。
でも、そこに至るまでのキスはソフトなものがあくまで基本。『キスがうまい男性はセックスがうまい』とも言われますよね。それも、やっぱり、女性が求めるソフトなキス、セックスをできる男性だからでしょうね。
女性からすると、男性のキスは強過ぎる傾向にあります。痛みを感じたり、内出血してしまいそうになるほど強く唇や舌を吸う男性が多いのです。そうなってしまうと、女性は興奮するどころではありません。
(中略)
男性に注意してほしいのは、妙な”狙った感”を出さないということですね。こういう本や雑誌のハウツーセックス企画などには、たとえば『敏感な上顎の上壁に舌をはわせれば、どんな女性もイチコロ』なんて書いてあったりします。でも、あまりにピンポイントで責められると、『あ、なにか学んできたな』って、意外に女性は冷静になってしまうものなのです。
それよりも、舌を絡ませ合ったり、口のなかを舐め合ったりするような、最終段階の激しいキスのなかで、自然にそういうスポットにも触れるのがいいと思いますよ。
(中略)
そして、女性たちには、ぜひ積極的にキスを男性に教えてほしいのです。『もっと長い時間、キスしたいな』『この人のキス、ちょっと痛いな』とただ思っていても、パートナーはあなたの思い通りのキスをしてくれるようにはなりません。いまこそ、女性のほうがリードして、自分が求めるキスを男性にレクチャーしてあげてください。」
このように、激しいディープキスが苦手な女性は多いようです。それを相手に伝えづらい場合は、自分から主導権を握ってみてはいかがでしょうか。たまには女性がリードしてあげると男性も喜ぶかもしれません。
キスには流れが重要
軽くついばむようなバードキスから激しいディープキスまで、キスには強弱や緩急をつけることが重要なようです。男性向けに書かれた恋愛指南書『しみけん式「超」SEXメソッド 本物とはつねにシンプルである イラスト版』(しみけん)には、以下のような記述があります。
「最初はバードキスから
最初からいきなりがっつかず、まずは唇と唇が触れ合う『バードキス』からスタート。
このときはあまり動かず、相手の唇の形、感触、温かさなどの情報を感じ取りましょう。互いの唇の相性を知るための、重要なステップです。
ディープキスのあと、目を見つめ合う
2、3回バードキスをしたら、次はいよいよディープキスへ。前の項で解説した『唾液の量』と『接地面の広さ』を意識しつつ、ここでは短い時間で切り上げましょう。
唇を離したら、いちど見つめ合って、相手の意志を確認しましょう。トロンとした目をしてくれば、あなたを受け入れている証拠です。
愛撫しながらディープキス
相手の気持ちを確認できたら、次はしっかりと抱きしめながらディープキス。2回目以降は、相手の身体を愛撫しながらキスするのがポイントです。
舌を吸う、舌を激しく舐め合うなど、バリエーションを織り交ぜるのもいいでしょう。
『むさぼる』というよりは『味わうようなキス』という表現がしっくりくるでしょうか。口を『ポカーン』と開けているだけの受け身キスでは、気持ちいいキスにはほど遠いと言えましょう。
このように流れを作り、次の展開を考えることで、より気持ちいいキスが実現できます。」
このように、キスには、いろいろな方法があることがわかります。同じことの繰り返しでは飽きてしまうので、流れを意識しながら、いろいろなキスを織り交ぜましょう。
<参考文献>
『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス スゴ技編』(宋 美玄)
『モテる男は知っている 女が夢中になるセックス』(桜木ピロコ)
『「本能」を知れば、もう振り回されない!恋愛&婚活以前の 男のトリセツ』(神崎メリ)
『ヒアリングセックス』(長谷川瞳)
『しみけん式「超」SEXメソッド 本物とはつねにシンプルである イラスト版』(しみけん)
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