「愛情深い」に関する専門家の意見やアドバイス
愛情も友情も、求めるものではなく「捧げるもの」
恋人や親友など大切な人の幸せを、自分のこと以上に喜ぶのは、誰でもできることではないでしょう。『女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋』(DJあおい)には、以下のような記述があります。
「恋人に捧げる愛情と、親友に捧げる友情は似ているものがあります。
『恋人とはなんぞや?』と問いかければ、同性だったとしたらきっといい親友になれるような人。
『親友とはなんぞや?』と問いかければ、異性だったとしたらきっといい恋人になれるような人して。
自分にイヤなことがあっても我慢できるのに、恋人がイヤな思いをしていたら我慢できない。
自分に嬉しいことがあってもわりと嬉しさを控えめに抑えてしまうものですが、恋人に嬉しいことがあれば、本人よりも嬉しさを爆発させてしまう。
『大事な人』っていうのは、『自分よりも大事な人』なんですよね。
それは親友でも同じこと。親友の苦痛を親友以上に感じて怒る。喜びを親友以上に感じる。そういうものです。
一番辛いのは、自分のことで親友が疎まれてしまうこと、浮いた存在になってしまうことです。
自分のせいで親友が傷ついてしまうのがもっとも辛いことなんです。
それは自分が傷つくよりも辛いことなんです。
そう思えるのが親友なんです。
でも、その親友であるかどうか確かめるために、『自分のために傷ついてほしい』なんて思うこと自体、親友になれていない証拠です。
愛情も友情も求めるものではなく捧げるもの。
自分の幸せそっちのけで『幸せになってほしい!』と思える人がいれば、きっとその人は自分の中で『親友』になっているはずです。」
このように、愛情深い人は、恋人や親友に対して見返りを求めずに、ただただ幸せを願うことができるようです。嬉しさも悲しさも、自分のこと以上に感じられるという意味において、愛情と友情は似ているのかもしれません。
愛情深い人の周りには同類の人が集まる
「類は友を呼ぶ」という言葉があるように、似た者同士は自然と引き寄せ合うようです。『なぜか好かれる人がやっている100の習慣』(藤本梨恵子)には、以下のような記述があります。
「潜在意識は自分にふさわしいものを引き寄せます。
あなたは自分の年収や人間関係に満足していますか?『年収が少ない』とか『こんな人間関係は嫌だ』などと思っているかもしれません。しかし、潜在意識の法則では実は、今の年収も人間関係もあなたにぴったりのものなのです。
例えば、『周りはロクでもない連中ばかりだ』と思っている人は、自分がロクでもない奴だと言っているのです。
質問です。花の周りには何が集まりますか?糞の周りには何が集まるでしょう?花の周りには蝶が集まり、糞の周りにはハエが集まります。つまり、自分の発しているものと同質のものが集まってくるのです。
これは人間関係も同じです。意地悪で、陰口ばかり言っている人は同じような仲間が集まってきます。反対に優しくて前向きな人には同じようなタイプが集まってくるものです。だから、人間関係を変えたいと思ったとき、自分の内側から変える必要があります。異質なものは同じ場所に留まることはできないのです。
(中略)
そして、『自分は人から嫌われるタイプだ』『あまり魅力的じゃない』と思っていると、そんな自分のセルフイメージにぴったりの人間関係しか引き寄せられません。
よくダメな男性ばかりに心惹かれる人がいます。実は自分には価値がないと思っていると、ダメそうな人を助けてあげることで、自分の存在価値を見いだしてしまうのです。それは共依存の関係を生みます。
自分を嫌いながら誰かを愛することはできないのです。自分を大切にし、自分の心を清らかに保つことで、それにふさわしい人間関係を引き寄せます。あなたの人間関係を決めているのは、外側ではなく、実は自分の心の中なのです。」
愛情深い人は、周囲と持ちつ持たれつの関係を築きながら生きているため、暖かいコミュニティのなかで幸せに暮らしていくことができるのかもしれません。
<参考文献>
『女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋』(DJあおい)
『なぜか好かれる人がやっている100の習慣』(藤本梨恵子)
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