「セカンドパートナー」に関する専門家の意見やアドバイス
妻がいるのに、プラトニックな不倫をするのはなぜ?
体の関係を持たない不倫相手のことを「セカンドパートナー」と呼ぶそうです。生涯を共にする伴侶がいるにもかかわらず、男性がセカンドパートナーを必要とするのは、いったいなぜなのでしょうか。『プラトニック不倫〜禁断の人生 激変する0円不倫術〜』(平賀薫)には、以下のような記述があります。
「(前略)先ほどお話をした通り、プラトニック不倫は肉体関係がない純愛を意味しています。
相手と体は密接した関係ではないのですが、お互い愛し合っているという関係性です。
ちょっと一緒に出かけてみたり、食事をしたりするだけの関係なので、傍からみると、友達や会社の同僚のように映るでしょう。
(中略)
なぜ、自分の近くに生涯を共にすると決めた人がいるのにもかかわらず、プラトニック不倫をしてしまうのか?
心の中を紐解いていきましょう。
男性がなぜプラトニック不倫に走ってしまうのか……?
ということをお話していきます。
(中略)
結婚すると、男性は背負うものも出てきます。
家族を養っていかないといけない、休みの日は子供の世話も手伝ったり、家族サービスをしなければという頭の使い方になっています。
そうすると、愛し合って結婚した奥さんが家族という存在になり、また、子供の世話で忙しい奥さんに邪険に扱われる事もあるでしょう。
そうするとあの頃抱いていた奥さんに対する恋愛感情がなくなってきてしまうのです。
愛はあったとしても、新鮮な心の高まりはないでしょう。
こうした気持ちを補うために肉体関係のない純愛を求めてしまうのです。
プラトニック不倫に走ってしまうもう一つの理由は、家族に分かって貰えない自分の気持ちを癒してくれる存在が欲しいという事です。」
「セカンドパートナー」は、肉体関係を目的とせず、精神的な結びつきを求めるような相手だからこそ、妻にとっては余計に裏切られた気持ちになるかもしれません。場合によってはセックスありの「愛人」よりも厄介な存在になりかねないので、夫に怪しい兆候が見られたら早めに芽を摘んだほうがいいでしょう。
セカンドパートナーとの関係は法的にどうみなされる?
肉体関係のある不倫であれば、不貞行為とみなされ法によって裁かれることもあります。では、肉体関係がない場合はどのように解釈されるのでしょうか?『不倫のリーガル・レッスン』(日野いつみ)には、以下のような記述があります。
「肉体関係のない場合、『純愛の不倫』として不倫に含めることはできるかもしれないが、法律上の不貞行為にはならない。アクシデントでつい、うっかりキスをしてしまったくらいの関係も同様である。
男性が慢性的に勃起不能であることを医師の診断書を提出して証明すれば、ホテルに入ったシーンの写真を撮られていても、肉体関係がなかったことを立証できるので、不貞行為の存在は否定できるだろう。
ただし、異性と常習的にキスしていたり、挿入を伴わない性的な行為を目的にホテルに通っていたりするならば、『婚姻を継続しがたい重大な事由』があるとして裁判で離婚が認められるだろうし、不貞行為による離婚の慰謝料に近い額が命じられるのではないか。」
このように、肉体関係を結ぶことが物理的に不可能な場合は、法律上の不貞行為には当たらないとみなされるようです。しかし、異性との過度なスキンシップやセックスに準ずるような行為が常習的に行われている場合は、不貞行為に近いレベルの過失と認められる可能性があります。線引きは微妙ですが、プラトニックな関係だからといってセーフではない点には注目したいものです。
<参考文献>
『プラトニック不倫〜禁断の人生 激変する0円不倫術〜』(平賀薫)
『不倫のリーガル・レッスン』(日野いつみ)
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