「嫌いじゃないけど好きじゃない」って？意味や心理を状況別に解説

「嫌いじゃないけど好きじゃない」という別れ言葉の真意とは？

「嫌いになったから」や「好きじゃなくなったから」という別れ言葉なら、まだ腑に落ちるというものです。しかし、「嫌いじゃないけど好きじゃない」という別れの理由は、どう受け止めればいいのでしょうか。『じゃあ言うけど、それくらいの男の気持ちがわからないようでは一生幸せになれないってことよ。』（DJあおい）には、以下のような記述があります。

「よくね、別れ話なんかで『嫌いになったわけじゃない』って言われたりするじゃないですか？　これを言われると、じゃあまだやり直せるかも！　とか思ったりするじゃないですか？　その言葉に期待を抱いたりするじゃないですか？

でも実はこれ、最もやり直しのきかない心理状態なんです。
嫌いになったわけじゃない、でももう好きなわけでもない。この状態ですね、嫌いという心理の上をいく無関心という心理の表れなんですよ。もう好きとか嫌いとか以前に、恋愛対象として関心がなくなった状態なわけです。

よくね、『他人に戻ることが別れるということですよ』と、私はTwitterやブログで言ったりしているんですが、『嫌いになったわけじゃない』という台詞を別れ話に持ち出す人はですね、別れたらあっという間に他人に戻ります。

相手に期待を持たせておいて、自分はとっとと他人に戻ってしまうんです。
『嫌いになったわけじゃない』と言われたらね、もう恋愛関係の修復は不可能だと思った方がいいですよ。」

このように、「嫌いになったわけじゃない」というセリフは、自分を悪者にせずに興味が失せたことをほのめかすズルい言い回しのようです。言われたほうは、やり直す余地があるように感じるかもしれませんが、この言葉が飛び出したら恋愛関係に戻るのは不可能だと受け止めたほうがいいかもしれません。

別れを躊躇するのは嫌いじゃないから？

一度は別れを決意したにもかかわらず、少し時間が経つと、やっぱり別れない方がいいかも……と躊躇してしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。『上手な彼女との別れ方：【後腐れ無し!!彼女との円満な別れ方!!】』（神崎紬）には、以下のような記述があります。

「別れる時に、どんなに決意を固めても相手との記憶が蘇り、別れることを躊躇してしまうという方も多いのではないでしょうか？別れることを少しでも躊躇してしまった別れ方をしてしまった人は、ほとんどの人が後悔してしまうというケースが多いように感じます。

もちろん、別れる明確な理由がある場合、相手とこれ以上一緒にいたくない、などですと、別れた最初は後悔しますが時間がたって別れてよかった！と思うケースもあります。

ですが、別れることを躊躇してしまうのは自分の中でまだ別れたくないという気持ちが少し残っているという事でもあります。『ここはこうすることで喧嘩にならなくて済んだのではないか』『ここを自分が直せばよかったのではないか』そういう気持ちがあなた自身の中に少しでも感じているから、別れることを躊躇してしまうのです。

あなたがどうしても別れたいと感じている段階でないのであれば『自分が直せるところはないか』『相手に自分がされて嫌なことはちゃんと伝えたか』別れる前にもう一度考え直してみましょう。

別れることは、とても簡単な事です。恋人から他人になることが、言葉一つでできてしまいます。なので、自分がやれることをちゃんと後悔しないくらいすることができたのかもう一度考え直しましょう！

（中略）

相手が嫌になったからと言って『別れる』という決断がすべてでは決してありません。別れるというのは、最終的な決断として、どうしても別れないと解決できない場合に残しておきましょう。

（中略）

例えば、別れるとはまではいかないけど今は一緒にいると辛い、喧嘩でお互いが冷静に話すことが不可能であるといった場合に、毎日していた連絡を落ち着くまで取らないようにする、あるいは会うことを一定期間やめてみるなどして自分にとって相手がどんな存在であったのか再認識することができます。

また一定期間距離を置くことで、相手の大切さはもちろん、自分の悪かったところも冷静に考え直すことが出来ます。別れるという事は、あくまで最終手段にし、一度距離を置いてみてはいかがでしょうか？」

このように、「嫌いじゃないけど好きじゃない」という微妙な状態のまま心が揺れ動き、別れを躊躇するケースは少なくありません。今すぐ別れる決断はできないものの一緒にいるのが辛い状況であれば、一度距離を置いてみて、自分の心の声と向き合ったほうがいいでしょう。

＜参考文献＞
『じゃあ言うけど、それくらいの男の気持ちがわからないようでは一生幸せになれないってことよ。』（DJあおい）
『上手な彼女との別れ方：【後腐れ無し!!彼女との円満な別れ方!!】』（神崎紬）