「我が道を行く」に関する専門家の意見やアドバイス
「我が道を行く」ってどんな人?
「我が道を行く人」というのは、良い意味でも悪い意味でも「自分の意思に忠実な人」とも言い換えられるでしょう。良い意味で「我が道を行く」のはどういう人なのでしょうか。『自己中でいいんだよ!:「良い自己中」だから、自分も他人も幸せにできる』(佐藤久恵)には、以下のような記述があります。
「(前略)しかし、実は、『自己中』の中には、『良い自己中』もあるんです!そして、『良い自己中』こそが、自他共に幸せに生きるためのカギなのです!
はい、ここで紙とペンを用意してください。
では、質問です。
あなたが尊敬する人、憧れる人、好きな人を3人思い浮かべてください。思い浮かんだら、その人たちの『いいなぁ』と思うところを各3つ以上挙げてください。挙げ終わったら、この続きの文章に進んでください。
あなたが挙げた、その人の『いいなぁ』と思うことは、以下の中にありますでしょうか?
○自分の好きなことをやっている
〇常にポジティブ
〇『~したい』『どうしたらできる?』が口癖
〇『わたしってツイてる!』が口癖
〇『ありがとう』『ごめんなさい』とすぐに言える
〇損得関係なく、他人のために行動できる
〇自分と他人の違いを楽しめる
〇他人からの評価を気にしない
〇次々にチャンスをつかんでいる
〇『うれしい』『楽しい』を素直に表現している
1つでも該当したあなた、おめでとうございます! あなたはすでに『良い自己中』になる素質を持ち合わせている、もしくは、すでになっています! なぜなら、これらの項目は、『良い自己中』の人によく見られる特徴であり、あなたは顕在的にしろ、潜在的にしろ、『こんな人になりたい!』という気持ちを少なからず持っているからです。」
この本で「良い自己中」とされる人の特徴を見る限り、とても前向きで、悪い印象はありません。こういう「我が道を行く人」は、自分の軸を持っている魅力的な人物なのではないでしょうか。
我が道を行くにはどうしたらいい?
周りに振り回されて、なかなか自分の思うように進めない人もいるでしょう。しかし、人生は一度きりなので、後悔しないためにも、我が道を行くことは大切です。『ふりまわされない自分をつくる 「わがまま」の練習 心の中に線を引けば全部うまくいく』(谷地森久美子)には、以下のような記述があります。
「他人の感情にふりまわされないためには
・気疲れしている自分に気づく
自分がついつい気をつかいすぎていないか、意識してみましょう。『なんでこんなに気疲れするのだろう』といった不自然なつかれがサインです。気づくだけでも状況は変わっていきます。
・視点を変える
『上司のイライラは、上司が処理すべき問題であり、上司自身の責任。自分が背負うべきものではない。それは私のイライラではない』―この言葉を、心の中で何度もとなえながら『責任の境界線』を引きましょう。このとき上司の機嫌は取らず、そっとしておけばいいのです。
・声かけを変える
『境界線を引く』のは、日本社会において、用い方をあやまると、人間関係をぎすぎすさせます。その予防策として、常日頃、上司に対し次のような声かけの工夫を試みましょう。『やっぱり〇〇さん(上司)のアドバイスは、的確です』『いつも〇〇さんには助けられてます』『〇〇さんの姿勢に、いつも刺激を受けてます』など。これは媚びを売っているわけではありません。上司の良いところを見つけ、実際に具体的な言葉で相手をねぎらうのが目的です。
(中略)
ぴしゃりとして人をよせつけないとか、自分の世界に引きこもったりするのが、上手な境界線の引き方ではありません。
(中略)
嫌な相手でも、しなやかな境界線を引き、その中にしっかりと身を置きながら、必要な要件だけを向こう側に届ける。
心の境界線とは、相手や状況に応じて、自分自身の『意志』で設定することが可能なものなのです。」
どんなに「我が道を行く」人生を歩みたくても、人は一人では生きていけません。他人に振り回されないよう、上手に境界線を引きたいところです。
<参考文献>
『自己中でいいんだよ!:「良い自己中」だから、自分も他人も幸せにできる』(佐藤久恵)
『ふりまわされない自分をつくる 「わがまま」の練習 心の中に線を引けば全部うまくいく』(谷地森久美子)
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