「バタ臭い」の正しい使い方とは?
バタ臭いの使い方
ここで、「バタ臭い」という言葉の使い方の例を挙げてみましょう。
「バタ臭い顔が好み」
「あの女優さんはバタ臭い顔で憧れる」
「あの人、バタ臭い顔をしているけど、ハーフかな?」
「ルー大柴さんは、話し方がバタ臭い」
いかがでしょうか。誰しも一度は聞いたことがありますよね。
「バタ臭い」という言葉は、必ずしも悪口ではなく、憧れや好意をもって使われる場合も多く存在します。
ちなみに、「バタ臭い」という言葉を使った文章は、1917年の「東京三十年」という田山花袋の回顧集に「いやにバタ臭い文章だな」と使われたのが最古です。作中では、西洋かぶれした文章を指して、ややネガティブなイメージとして書かれています。
現代では褒め言葉!悪口で使っていたのは昔の話
現代ではバターは臭くありません。だからというわけではありませんが、国際交流が進んだ現代では、西洋かぶれという概念自体が希薄になりつつあります。
体が日本人離れしたスタイルであったり、西洋的な彫りの深い顔を指しても「バタ臭い」と表現しますが、若い女性などを中心にそういった顔立ちは非常に人気が高いので、この場合は誉め言葉にもなります。
現代では、マイナスな意味の「バタ臭い」より、憧れや誉め言葉としての「バタ臭い」の方が、使われる頻度が高くなりました。
しかしながら、前後の会話の流れで悪口にも誉め言葉にもなり得る言葉ですので、使い方には特に注意すべきといえます。
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