「金の亡者」に関する専門家の意見やアドバイス
お金が絡むと人の本性が表れやすい
お金が絡むと、その人の本性が炙り出されるもの。また、お金にまつわるトラブルは、人間関係を壊す場合もあるでしょう。『愛されるゲス 嫌われるゲス:本能のままに生きるゲスと呼ばれる人たち』(ノンフィクション編集部)には、以下のような記述があります。
「・借りた金を返さないゲス友
私が出逢ったゲスな人は、友人の友人って感じで元々親しい間柄ではありませんでした。よく友人と遊んでいる時に一緒になって、仲良くなっていった感じです。(中略)
そんな時にたまたま遠出をして買い物をしている時、とても安い商品がありました。安いといっても5万ほどはしたのですが、大体通常価格は10万弱ぐらいなので、お買い得なのは私もわかりました。
私は欲しくなかったのでスルーしてましたが、その人はどうしても欲しいようで、お金を貸してくれといってきました。借りるというより、この場だけ立て替えてほしいということでしたので、5万私が立て替えてあげました。
立て替えただけのつもりだったので、近日中に返ってくると思いましたが、1週間たっても一ヶ月たっても返却されません。
さすがに一ヶ月経過すればその間に給料も入っているわけで、貸したお金返す気あるの?と聞きましたが、今月ちょっと使ってしまって今は帰せないという返事でした。(中略)
さらに、違う機会に会った時には、『今日パチンコいったら3万負けてよ~』と愚痴ってくるのです。どういうつもりで言ったのかは知りませんが、パチンコする前にその3万をまず俺に返せよ!という感じです。(中略)
それ以降は関係を断っております。
・気づかないふりをした我ながらゲスい瞬間
デパートで買い物をしていた時の話です。小銭があまりなくて数百円の髪飾りを購入したときに1万円を支払いました。そしておつりを待っていたら1万円が最初に返ってきました。そのときは私も朝だったのでピンと来ず、そのまま財布にそれを入れてしまって、その後ふと気づいたのです。1万円支払ったのになぜ1万円が返ってきたのか、と。
その直後に店員さんから『9千円のお返しです』と9千円のおつりが返ってきました。『え?』という感じでした。ただ朝で寝ぼけていたので、もしや私の気のせいかと思ってお財布を確認しました。そしたらやはりお金が増えています。友達と顔を見合わせて、友達がにやっと悪い顔をした瞬間に私はそのままお金をお財布に戻し、そのお店を立ち去りました。まだ若かった頃の話ですが、我ながらゲスだったなぁと思います。(中略)
・人の善意を信じられない残念なゲス
人の善意には全て裏があるに違いないと信じて疑わない人が身近にいます。
友人や知人から誕生日プレゼントや結婚などのお祝いをもらったことを話すと『それをくれた人は自分のときにはもっと良いものをちょうだいよ、って思ってるに違いないね。』などと言い、こっちの嬉しい気持ちを踏みにじります。
逆にこちらから何かあげたときは『何をあげたの?ふーん、それ、自分は良いものあげたのに、こんなつまらないもの寄越してきた、こんなものいらないって思われてるかもね。』と、根拠もなく否定してきます。私に嫌がらせを言いたいのではなく、心からそう思っているようです。(中略)
『これ、いくらで買ったのかなあ、高いなら嬉しいけど、安いものならいらないなあ。』と、ブツブツ言っています。(中略)
では高価なものなら嬉しいのかと思ったら『こんな高価なものくれるなんて、高額なお返しを期待しているにちがいない。そんなのかえって迷惑だ。』と、一体どうしてほしいのか全くわかりません。他人のすることは全て裏読みして否定するのです。」
このように、借りたお金を返さなかったり、やたらと金額だけにこだわったりする人は、周囲に白い目で見られるもの。あまりにケチ臭い人は、「金の亡者」と呼ばれてしまうかもしれません。
無理なくお金を貯めるための意識改革
誰だってお金はないよりある方が安心できるもの。節約するに越したことはありませんが、使う金額をセーブするだけでは、貯蓄もなかなか増えないでしょう。『お金を貯めるための考え方』(小田達郎)には、以下のような記述があります。
「世の中はお金が全てではないですが、お金がある人生とない人生では、間違いなく前者のほうが楽に生きることができます。最低限のお金があればいい……という声もありますが、お金はあるに越したことはないでしょう。
そのため(お金を貯める)には、まず誰でも意識ひとつで実行できる節約から手を付け、少しお金に余裕ができれば、次にお金を増やすために投資を始めましょう。間違っても、全く貯金がない状態で投資を始めないように。いくら長い目で見れば増えると言っても、短期間では暴落する可能性がありますから。
節約をあまりいい言葉に捉えない方もいますが、節約は我慢ではありません。ただ自分にとって必要なものを見極め、不要なものにはお金を使わないようにするだけです。投資をお勧めする理由には、お金が働いてくれることを知れば、無駄なところにお金を使おうと思わなくなることもあります。こんなものにお金を使うくらいなら、投資に回しておけばお金を増やすほうが有意義だと感じられるはず。」
このように、ただ節約に励むよりも、少しお金に余裕ができたところで、それを増やすために投資を始めるのも一案でしょう。ただし、必ずしも成功するとは限らないため、無理のない範囲にとどめる必要はありそうです。
<参考文献>
『愛されるゲス 嫌われるゲス:本能のままに生きるゲスと呼ばれる人たち』(ノンフィクション編集部)
『お金を貯めるための考え方』(小田 達郎)
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!