「すっぴん美人」に関する専門家の意見やアドバイス
すっぴんを見られたくない女性の心理
年頃になり、メイクの習慣を覚えると、すっぴんで外出することに抵抗を覚える女性は少なくありません。どんなに「すっぴん美人」と言われようと、メイクすることには大きな意味があるのです。『面白いほどよくわかる!「女」がわかる心理学』(齊藤勇)には、以下のような記述があります。
「化粧は女性にとって日常の習慣のひとつといえます。なかには、いつもしっかりと化粧をし、すっぴんをけっして人には見せたくないという人もいるでしょう。化粧をする心理とはどのようなものなのでしょう。
他人にどう見られているかという意識を『公的自己意識』といい、公的自己意識が高い人ほど、化粧が念入りになる傾向があります。自分が他人からどう見られているかが気になり、さらにどう見せたいか気にする人ということです。このように、人前で自分の印象をコントロールすることを『自己呈示』といいます。アメリカの心理学者、リアリーによると、自己呈示に必要なのは動機付けと自信であると説いています。化粧は、髪形や服装と並んで自己開示の有効なツールであるといえます。見た目の印象をよくすることで、自分を高い評価に導くことが期待できるのです。このことから、化粧をしないと外出できないという女性は、公的公的自己意識が強いタイプと考えられています。
逆に、化粧には無頓着で、すっぴんに近い状態で人前に出ることを気にしない人は、他人からどう見られているかよりも、自分自身がどう思うかを重視する『私的自己意識』が強いタイプともいえるでしょう。
化粧は、外見だけではなく、内面にも影響を及ぼします。化粧をすることで自分に自信が生まれ、感情的に高揚したり、積極性が高まるのです。
他人が自己の姿について何かの反応を示すと、その反応を受けとった自己は、さらに自分の見た目を意識するようになります。
他人に『すごい!上品でステキ!』と褒められれば、さらに上品でステキになるよう、外見や振る舞い、言葉遣いまでを変えていこうとするのです。
『すごい!上品でステキ!!』と褒められれば、さらに上品でステキになるよう、外見や振る舞い言葉遣いまでを変えていこうとするのです。これは『自己成就的予言』の過程、つまり、なりたい自分になるためのひとつのプロセスと考えられます。」
このように、入念にメイクする女性ほど「周囲にどう思われるか」を気にする傾向にあり、他人からの見え方よりも自分がどう感じるかを重視する女性は、すっぴんに近い状態で人前に出ることに抵抗がないようです。どちらのタイプの女性であっても、気分が高揚したり、積極性が高まったりするなど、メイクが精神面に影響することは間違いないでしょう。
適切な肌ケアですっぴん美人を目指そう!
すっぴん美人を目指すためには、どんな素肌ケアを行うといいのでしょうか。「『たった3ヶ月ですっぴん美人』(香月圭絵)には、以下のような記述があります。
「美肌のための8つのおきて
(1)洗顔は基本的に水で行う。
ただし、冬場のみぬるま湯でもOK。夜しっかり洗えているのであれば、朝は洗顔料はいりません。今後自分の肌を保湿するには、自らが作り出すNMF(天然美容液)だけが頼りです。お湯で洗うことにより、せっかく寝ている間に作り出したNNMFを流し過ぎてしまい乾燥を引き起こしてしまうので、朝は水のみで洗いましょう。
(2)夜の洗顔は泡で。
洗顔料は原材料を見て、オイルやアルコールが入っているものを避ける。純石鹸がお勧め。こすらず泡を滑らせるように洗う。当たり前ですが、こめかみや髪の生え際など、洗い流しが無いように気をつけましょう。(中略)
(3)化粧品、クリーム、美容液等は使わない。特に夜の洗顔後は絶対に使わない
肌のゴールデンタイム10:00pm~2:00amに、自己治癒力が活発になります。寝ている間に乾燥を感じれば補い、トラブルがあれば自分で修復してくれる機能が、皆さん一人一人が持っている自己治癒力です。(中略)
(4)ポイントメイクはok。ファンデーションは使わないのがベスト
使う場合は家に帰ってまずやることは洗顔。基本的に、皮膚呼吸を妨げないように、何もついていない状態を永く保ってあげて、オンとオフの差をつけましょう。(中略)
(5)10分以上連続して日を浴びる場合は、季節や天気を問わず365日日焼け止めを塗りましょう。
雨や曇りの日は、陽の光は雲で遮断されていますが、紫外線が遮断されているわけではありません。その気の緩みが、10年後のシミを作ります。(中略)
(6)メイク落としを使う場合は、オイルクレンジングは絶対に使わない。
ジェルタイプかミルクタイプで。ふき取りのメイク落としはもってのほかです。薄めのお化粧なら泡洗顔のみで問題ありません。(中略)
(7)顔に水滴を残さない。
拭く際はタオルをあてて拭くのみ。こすらない。
水分が蒸発する際に、自分の潤い成分も一緒に蒸発させてしまい、余計乾燥を生んでしまうので、水滴を残すのはお勧めしません。
(8)パックはしない。
特に、バリッとはがすタイプの毛穴パックは使わない!
パックは一見特別なケアとして愛用する方が多いですが、結局肌にパックの汚れをため込んでしまうケースが多いからです。」
日々の肌ケアについては諸説ありますが、自分の肌質や生活スタイルに合いそうなものから試してみるといいかもしれません。
<参考文献>
『面白いほどよくわかる!「女」がわかる心理学』(齊藤勇)
『たった3ヶ月ですっぴん美人』(香月圭絵)
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!