「連絡が来ないのは脈なし?」に関する専門家の意見やアドバイス
連絡が来るようにするには「慣れさせる」
異性に好きになってもらうためには、人間の心理について知っておくとよいでしょう。
『恋愛心理の秘密~ただの友達で終わらせない44の心理効果~』(渋谷 昌三)には、さまざまな恋愛心理が掲載されています。
その中の「出会いで好きにさせる心理学」では、好かれるために「まず、相手の目に『慣れさせる』」ことが挙げられており、以下のように解説しています。
「あなたは、人に好かれる最も基本的な要因は何だと思いますか?実は、それは『慣れる』ということなのです。
繰り返し繰り返し相手の目にふれることによって、相手は自分に『慣れる』。これが『好きになる』ことの基本になります。
(中略)繰り返し目にふれることで、次第に好意をもってしまうこうした心理現象は『単純接触効果』といわれるもので、人と人とがいい関係を築いていくには欠かせない方法です。」
好きになってもらうためには、まずは自分の存在に慣れてもらう必要があるとのこと。つまり連絡が来ないのは、相手はあなたに慣れていないからかもしれません。
日常的に会うようになり慣れて貰えれば、相手から連絡が来る可能性は大いにあると言えるでしょう。
会う事にメリットを感じる女性になるべし
『新型ぶりっ子のススメ 彼に恋させる、計算ずくの恋愛戦略』(下田 美咲)という書籍の中には、意中の男性をモノにする様々なテクニックが紹介されていました。
中でも男性を誘う際に必要なテクニックは以下のとおりです。
「彼があなたの外見だけでコロっと恋に落ちてくれれば話は早いのですが、そうでない場合は、もしも、彼とあなたが両想いになれる相性だったとしても、好きになる部分に触れる機会がないと、好きになってもらえません。
なので、その機会を作るために、まずはたくさん会うことが大事。
少しでも多くの時間を共有することで、(あなたに良いところや、彼の心を動かす瞬間があれば)好きになってもらえる可能性がでてきます。
ただし、片想いをしている立場だと、会う機会をたくさん確保することが、まずひとつのハードルですよね。」
確かに、「いいなぁ」と思っているだけでは気持ちは伝わりませんよね。だからと言ってこちらから連絡ばかりしていると、面倒な人だと思われてしまうかもしれません。
そして本書は以下のように続けています。
「まずは彼にとって関わるメリットがある存在になることです。そうすることで、彼があなたに全く興味がなくても会える機会を作ることができます。とにかく彼の役に立つことをしましょう。」
会える機会が増えるという事は、たくさんの接点ができるという事になりますよね。そうなれば連絡も頻繁に取り合える仲になるはずです。
恋愛テクニックをたくさん身につけて、どんどん積極的になっていきましょう!
男性がグイグイ来ない理由
「自分にはその気がなくても、ちょっとした発言やメールのやりとりで、相手女性に『セクハラ』と指摘されるかもしれない。」
このような一節があるのは、『恋愛しない若者たち コンビニ化する性とコスパ化する結婚』(牛窪恵)という書籍です。著者は「さとり世代」などのネーミングを考えた人でもあります。
この書籍は、近年の若者の恋愛事情について多角的に説明していました。その中にあった「女性から男性を誘うべき」だと感じた内容をご紹介しましょう。
「昨年、友達に誘われて行った婚活パーティで、『ちょっといいな』と思う女性とLINEのIDを交換した。2日後に『今度お食事でも』とメッセージ送信したが、半日待っても返事がない。
翌日、再度送信すると、『いま仕事中なんで』とだけ返ってきた。ヤバイと感じ、『ごめん、やっぱ忘れて』とすかさず送ったという。『2度目でNGなら、もう誘わない。しつこくして、ストーカーと勘違いされたくない』
女性側は、単純に『仕事中だから、後でメールしようかな』とか、『そんなに好きってほどでもないし、もう少し様子を見よう』などと思っていたりするが、多くの 20代男性は 2度目で色よい返事が戻ってこなければ、自分から引いてしまう。」
ストーカー関連のニュースは日を追うごとに増え、時には痛々しい事件に発展している時もあります。そのため、若い男性の草食化に加え、上記のような事案が発生してしまうのです。
これでは待っているだけでは恋愛に発展できるはずがありませんよね。どんどん連絡していきましょう。
男性から連絡が来ないのは「特に用事がないから」
男性と女性では、電話やメール、LINEの使用意図に違いがあるという説があります。『男と女の心理学入門』(齊藤勇)には、以下のような記述があります。「『彼女の長電話が理解できない』 『彼のメールはそっけない』こんな話を耳にすることはありませんか?これには理由があるのです。
コミュニケーションには、大きく分けて2つの種類があります。伝達事項を伝え合うことを目的とする場合と、感情や気持ちを伝え合うことを目的とする場合です。そして、とくに電話へのとらえ方は、男性と女性では大きく異なっています。
男性は、電話を『用件を伝えるためだけの情報伝達ツール』としてとらえる傾向があります。一方、女性は電話を『自分の感情や気持ちを伝え合うツール』ととらえています。ですから、用件以外の他愛のない話も多いのです。
これはメールにも同じことがいえます。男性が、届いたメールに返信をしなかったり、返事が遅くなってしまうのは、電話以上に、メールを『用件を伝えるための連絡手段』ととらえているからです。
とくに、用件以外の内容が書かれているメールは優先順位が低いと判断しがちなため、返信しなかったり、ずいぶん時間がたってから返信したりするのです。
女性は、メールを『電話より気軽に仲を深めるためのコミュニケーションツール』として活用します。そのため、メールを通して近況報告など、共有したい内容や感情を伝えようとします。絵文字やスタンプが多いのもそのためです。
決して薄情な男性だから電話やメールをしないわけでも、暇で寂しがりやな女性だから他愛のない電話やメールをするわけでもなく、男女の差があるだけなのです。」
このように、他愛もない近況報告に対しては、返信の必要なしと判断する男性が多いようです。メールやLINEに返信がなくても、「脈なし」と決めつけることはないでしょう。
連絡しても既読スルーされる理由
用事があって連絡したいときは電話を掛けるのが確実ですが、通話がはばかられる状況もあるでしょう。そんなとき、LINEならすぐにメッセージを送ることができ、さらに「既読」機能で読んでくれたかどうかも判別可能です。
しかし、既読が付いたのになかなか返信をくれないと、不安になってしまうもの。『恋愛で2度と失敗しないために知っておきたい男の本音37 男の本音シリーズ』(田端裕司)には、以下のような記述があります。
「既読スルーされるときの理由は、3つあると思ってください。 1つ目は、忘れているだけです。このケースは結構あります。あとで、レスしようと思ったけれど、そのまま忘れてしまうんですね。なぜ、読んだ後に、すぐにレスしてくれないの?と思うかもしれません。
余裕がないからです。スマホを見るときって、どんなときでしょうか?通勤中、仕事の隙間時間に見ているときって多いはずです。そんなときって、読むのは読むけど、レスできるほど、頭が回転する暇はないわけです。
流し読みってヤツです。あなたにも必ずそんなときがあるはずです。だから、後でレスしようと思って忘れるはずです。
2つ目が返事のしようがないってものです。例えば、『今日はいい天気だね』とあなたに送られてきたとしましょう。『そうだね』くらいしか、返事ができないことないですか?
もちろん、話を続けようとすれば、無理にレスをつけることはできます。けれど、男性は、しつこいですが、LINEは連絡手段です。それで、コミュニケーションを取ろうとするわけではありません。だから、どう返事して良いかわからなければ、既読スルーになるんです。
最後は、残念ながらあなたに興味がないパターンです。しかし、これはしょうがないことです。マッチングアプリで知り合ったのなら、当然、他にもやり取りしている女性がいるはずです。いずれかの時点で、絞っていかなければならないので、割り切りが必要です。
(中略)
何度か間隔を空けて、連絡をしてみて、スルーが続くようなら、縁がなかったと思って諦めるのが正解です。そもそも、しつこいのは、嫌われますし、返事がもらえないと自分が傷つくだけです。」
好きな人にたびたびLINEを送っても、一向に音沙汰がなく、既読スルーが続くようなら、脈なしだと諦めて、次の恋を見つけた方がいいかもしれません。
<参考文献>
『恋愛心理の秘密~ただの友達で終わらせない44の心理効果~』(渋谷 昌三)
『新型ぶりっ子のススメ 彼に恋させる、計算ずくの恋愛戦略』(下田 美咲)
『恋愛しない若者たち コンビニ化する性とコスパ化する結婚』(牛窪恵)
『男と女の心理学入門』(齊藤勇)
『恋愛で2度と失敗しないために知っておきたい男の本音37 男の本音シリーズ』(田端裕司)
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