「男が別れを後悔する期間」に関する専門家の意見やアドバイス
男性の方が別れを後悔する期間が長い
女性は失恋をしても、次の恋へと気持ちを切り替えるのが上手ですが、男性は時間がかかる人が多いようです。『世の男たちに贈る、失恋を乗り越える18のメソッド:男たちよ 振り向くな!前を向け!』(安西めぐみ)には、以下のような記述があります。
「男性は、女性より失恋から立ち直るのが苦手な傾向があります。
失恋には大きな喪失感が伴います。
好きな人に振られた悲しみや情けなさもあるでしょうが、寂しさもありますよね。
今後はもう親密になれないと考えると、儚いです……。
ですが、統計的に男性のほうが失恋から立ち直りにくいみたいです。
女性は比較的、失恋で悲しんでいる時間が短く、新しい恋への切り替えが上手です。
一方で男性は、失恋した相手をいつまでも引きずりやすいのです。
新たな恋に消極的になり、次に付き合うまで時間がかかるでしょう。
では、男性のほうが失恋から立ち直りにくいのは、何が原因でしょうか?
それは、男性のほうが女性より自分の気持ちにフタをしやすいからです。
ほかの人に失恋話をし、発散することがあまりありません。
男性はあまり友人や家族に相談しないのです。
話したとしても、サっと簡潔に話す程度ではないでしょうか。
それでは不完全燃焼です。
失恋のストレスを友人などにとことん吐き出していれば、そこまで引きずらないかもしれません。
女性は友達と恋愛の話をよくしますよね。
みんなではありませんが、女子同士で恋愛の話になることはよくあるのです。
失恋があったその日に友達にメールなり、電話なりで打ち明けるでしょう。
そして気が済むまで話を聞いてもらいます。
友達からアドバイスや励ましの言葉をもらいながら、失恋から立ち直っていくのです。
女子同士で集まり、女子会で失恋話を打ち明ける機会もあるでしょう。
女性は失恋の傷心を友達に話すことで、比較的早く癒やされていることも多いのです。
失恋以外の問題でも、他人に聞いてもらうと楽になれることってありますよね。
男性も女性のようにとことん話せば、不快な気持ちを引きずらないのではないでしょうか。
しかし実際、大人の男性は、誰かに失恋の泣き言を言うのは抵抗あるかもしれません。
失恋のはけ口といっても、一人でシトシト飲むことくらいかもしれません。
皆が皆そうではないですが、失恋を自己解決してしまう男性は多いのです。
女性は失恋したことを隠さず話す人が多いですが、男性はプライドが高いです。
そのせいであまり友人、知人に失恋の弱音を吐かないことがあります。
本心では泣きたいほどつらく、情けなくてどうしようもない気持ちでも涙を見せません。
一人で必死にこらえるのです。
それは『たくましい』証かもしれません。
たしかにかっこいいかもしれませんが、誰かに話さない分、失恋の傷が癒えるのは遅くなるでしょう。」
誰かに話して失恋の悲しみを発散する女性に比べて、プライドの高い男性は、自分の中だけで消化しようとすることが多いようです。それゆえに、気持ちの整理がつくのに時間がかかるのかもしれません。
「友達に戻りましょう」は男性にとって残酷な別れの言葉
女性に比べて、男性の方が未練がましいという説があります。特に「友達に戻りましょう」などという中途半端な言葉で関係を終えてしまうと、やり直しへの期待もあり、なかなか別れを受け入れられない場合もあるようです。『じゃあ言うけど、それくらいの男の気持ちがわからないようでは一生幸せになれないってことよ。』(DJあおい)には、以下のような記述があります。
「別れ方がヘタクソだと、未練を長く引きずってしまうものでして、その最たるものが『友達に戻りましょう』という別れ方なんですよ。
別れてすぐに友達に戻れるわけないんですよ。一度他人に戻らないと、友達にも戻れないんです。
『友達に戻りましょう』という別れ方は、少なからず相手と繋がりを求める気持ちが残ってしまっているわけでして。
その繋がりへの未練が『やり直しへの期待』にもなってしまうんですね。
もしかしたらもう一度やり直せるかもしれない、なんて少しでも甘い期待を抱いてしまうから、いつまで経っても忘れられないんです。甘っちょろい期待がいつまでも自分を苦しめるんです。
相手を忘れられないのはほのかな期待が残っているから。その期待を手放すことが失恋から解放される一番の近道なんです。
失恋者というのはある種の禁断症状を起こしているようなもので、そこに少しでも期待があれば追い掛けてしまうものなんですよ。
別れ話をする側からすれば、なるべく傷付けないように優しい嘘を織り交ぜたくなるのもわかりますが、その優しい嘘が長くその人を傷付けることになってしまうんですね。
すぐに友達に戻れる程度の思いじゃなかったから、恋人だったんでしょう。別れるときに『友達に戻ろう』なんて気休めは傷が深くなるだけよ。
優しい嘘より厳しい現実。その厳しい現実を優しく伝えるのが上手な別れ方だと思いますよ。」
このように、婉曲な表現で別れを告げてしまうと、かえって長い期間、相手を苦しめる場合があるようです。元カレに別れを引きずってほしくなければ、あえてストレートに厳しい現実を伝えたほうがいいかもしれません。
<参考文献>
『世の男たちに贈る、失恋を乗り越える18のメソッド:男たちよ 振り向くな!前を向け!』(安西めぐみ)
『じゃあ言うけど、それくらいの男の気持ちがわからないようでは一生幸せになれないってことよ。』(DJあおい)
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