「好きだけど告白しない」に関する専門家の意見やアドバイス
隙を作って男性からのアプローチを待とう
自分からデートに誘ってもいいですが、やはり男性のほうからアプローチしてほしいと考える女性は多いでしょう。『恋愛で2度と失敗しないために知っておきたい男の本音37 男の本音シリーズ』(田端裕司)には、以下のような記述があります。
「彼から押してほしい、誘ってほしいなら、あなたは彼が誘える余地を作ることが大事です。つまり、あなたから誘うのを止めてみることです。止めて、あなたに興味があれば、彼からお誘いがあるでしょう。
つまり押してダメなら、引いてみなってことです。もし、ノーリアクションだった場合、もう一度、あなたから押してみればいいんです。
今の時代を、一億総オクテ時代って、呼んだ人がいます。つまり、多くの人が、誘って断られるのが怖いんです。だから、誘うことが苦手な男子もたくさんいます。彼もそのうちの一人かもしれません。
だから、あなたがカレに恋しているなら、彼が誘いやすい、つまり、あからさまに好き好き光線を出すなどして、彼に勇気を出して誘わせる作戦と取る必要があるかもしれません。」
このように、「誘われても断らないよ」というオーラを出しながら待っていれば、臆病な彼も動いてくれるのではないでしょうか。
大人の男女は、わざわざ告白する必要はないと考えていることも
すでに何度か二人で会う仲になっているのなら、たとえ好きでも改めて告白する必要がないと考えている人は少なくないようです。『大人の「男と女」のつきあい方』(川北義則)には、以下のような記述があります。
「(前略)要するにこれは、相談者も含めた最近の若者たちの自信のなさ、不安の表れなのだ。私の理解では、つきあいというのはふつう、二人で会ったり、話をしたり、映画を見たり、あるいはホテルに行ったりする行為をひとくくりにしていう。だが、彼らの場合はちょっと違うようだ。
彼らにはそうした実態よりも、相手からもらう『つきあいます』というお墨つきが優先されるのだろう。そのお墨つきをもらえば、安心してまわりに『オレの女だ』『私の彼よ』といえるということなのだろう。そうしなければ、そこから次のステップに進むことができないのだろう。何とも情けない。
『これからは手をつないでも怒らないんだね』『キスしても拒否しないんだね』『ホテルに誘っても逃げ出さないね』……。彼らにとっては、相手からもらう『つきあう』という言葉は関係を深める保証書なのだ。
まずお茶に誘って語らい、脈ありと判断したら今度は食事やお酒の席に誘い、相手の反応を見ながら次のステップに進むという、ある種、微妙な男女の駆け引きを戦い抜いてきた私にとっては、どうにも合点がいかない。
そもそも『つきあってください』的なフレーズを使わなければならないシチュエーションはかぎられているはずだ。
(中略)
つきあってくれなどとひと言もいわずに、二人だけの時間をつくり、相手の表情や言葉などから徐々に距離を縮めていくのが、恋愛の進め方ではないか。ちょっと不安を感じながらも肩を抱き寄せ、キスを受け入れてもらい、最後の一線へと進んでいく。そんなプロセスが愉しいのだ。
(中略)
傷つくことを恐れていたら、恋はできない。私にいわせてみれば『つきあってください』から始める恋など、絶対悪い」
このように、大人の男女が好きだけど告白しないのは、「わざわざ言わなくてもお互い気持ちがわかっている」と考えているからなのかもしれません。
<参考文献>
『恋愛で2度と失敗しないために知っておきたい男の本音37 男の本音シリーズ』(田端裕司)
『大人の「男と女」のつきあい方』(川北義則)
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