「既婚者同士の片思い」に関する専門家の意見やアドバイス
既婚者に恋は必要か?
既婚者の場合、人生を共にすると決めたパートナー以外に特別な感情を抱くことはタブーとされています。それでも配偶者ではない、ほかの誰かに片思いしたり、アプローチされたりすると、いくつになっても心はときめくものでしょう。『不倫が教えてくれる女と男のルール』(川村妙慶)には、以下のような記述があります。
「(前略)この本を書くに当たり、匿名という条件で数人の友人が告白してくれました。ある友人は『不倫したことによって夫を大切にするようになった』というのです。なぜなら自信が持てるようになったからといいます。
それは『こんな私にでも声をかける異性がいるのだ』という自信です。結婚しているのにアプローチされるというのは、まだ自分にも魅力があるのだと思えたというのです。
夫から『おまえなんかに声をかける男なんかいるはずがない』と言われたとき、心の中で『残念ね!いるのよ』とささやいているそうです。また相手も妻がいながら私に会ってくれるという喜びが自信にもつながるというのです。
『では、なぜ既婚男性と会うの?』と聞くと、『相手が独身だと『結婚』という大きな責任を負わなければならないでしょう。家庭の責任はお互い様で、あとは会っているときだけ、恋愛感情を楽しめばいいのよ』と答えます。
つまり、お互いの家族背景は考えず、お互いが会っている瞬間のことを考えているのです。実にさばさばしています。
たしかに彼女はその年齢とは思えないほど、美意識が高く、女子力もあります。しかし、それはまるで夫が私を女性として認めてくれないからという反発心があるように思えて仕方ありませんでした。」
既婚者が恋などするべきではないということは、誰しも頭では理解しているのです。それでも、恋愛を通じて自信を取り戻したり、責任のない関係だからと割り切って楽しんだりするうちに、やめられなくなってしまうのでしょう。
片思いの諦め方
お互いに既婚者で、さらにまだ片思いの段階であるならば、それ以上踏み込まないのが自分のためであり、家族のためでもあります。好きな人を諦めるのは辛いことですが、気持ちの抑え方を知って、「不倫」の沼に陥らないようにしましょう。『3ヶ月で変化が起こる片想いの社内恋愛攻略本:好きな男性に彼女がいたらどうする?早く忘れる?諦めない?』(小嶋司)には、以下のような記述があります。
「(前略)失恋相手をあなたの心の中から追い出すための具体的な方法について解説したいと思います。
忘れ方(1)相手と関わらないようにする
仕事で必要最低限の関わり以外は、極力その人との接触を避けましょう。相手の顔を見ないようにする、話しかけない、連絡先を知っているなら消去するなど、相手のことを社内でも認識しないように心がけてください。相手のことを見ると、どうしてもその人を考えてしまうので、相手を忘れたいなら徹底しましょう。最初はつらいと思いますが、つらいのは最初の一時だけです。
忘れ方(2)男友達を作る
これは恋愛対象になる男性を作るというスタンスではなくて、失恋した相手以外にも好感を持てる男性と親しくなるということです。好きになるかどうかは置いておいて、そうすることで失恋相手の存在を薄くさせることが可能になります。一人の人を好きになると、どうしてもその人にしか目が向かなくなりますが、他の男性の存在を知ることで失恋の寂しさを埋めることができ、さらに『私、他の人を好きになれるかも』という気持ちが持てるようになります。
忘れ方(3)夢中になれるものを探す
失恋するとなぜ悲しいと感じるかというと、『寂しい気持ち』が大きくなるからです。失恋してもあまりヘコまない女性は、自分の楽しみや自分が何か夢中になれるものを持っています。ですから、恋愛がなくなったところで、そこまでダメージを感じません。失恋してショックが大きくなる女性は、楽しみが恋愛しかないパターンが圧倒的に多いです。何か趣味やスポーツなどなんでもいいから打ち込めるものがあると、今後の人生の中でつらいことが多々起こっても救いになることが多くあります。この機会にぜひ、何か一つ打ち込めるものを探してみてはいかがでしょうか。」
好きな相手を忘れようとするのは辛いことですが、既婚者の場合、恋を諦めてもそばに家族がいるので、孤独になることはないでしょう。
<参考文献>
『不倫が教えてくれる女と男のルール』(川村妙慶)
『3ヶ月で変化が起こる片想いの社内恋愛攻略本:好きな男性に彼女がいたらどうする?早く忘れる?諦めない?』(小嶋司)
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