「近くに来る男性の心理」に関する専門家の意見やアドバイス
心の距離と体の距離は関係している!?
「心の距離」は「体の距離」と大きく関係しているという説があります。『「好き」を伝える技術:あなたの恋のメタメッセージ・テク』(長住哲雄)には、以下のような記述があります。
「恋愛は、『距離の問題』だ―と、私は思っています。
もちろん、『心の距離』も……なのですが、それはずっと先の話で、ここで問題にするのは、まずは、『体の距離』の問題です。
『心の距離』が近ければ、『体の距離』も近くなります。
では、その逆は、どうでしょう?
『体の距離』が近ければ、『心の距離』も近くなるのか?
この答えは、そう簡単ではありません。
一般的に言えることは、こうです。
『好き』な相手や『関心あり』な相手であれば、『体の距離』が近くなれば、『心の距離』も近くなります。
しかし、
『嫌い』な相手や『警戒』している相手であれば、『体の距離』が近くなると、恐怖心や嫌悪感が増大し、『心の距離』は、逆に離れてしまいます。
(中略)
目で『あなたに関心あり』『あなたに好意を持っているよ』という伝える方法を検討しましたが、今度は、『距離』です。恋愛初期の対象への接近では、『視線』と『距離』が、何よりも雄弁に、あなたの想いを相手に伝える武器になります。」
「好き」であったり「相手のことをもっと知りたい」と思ったりするからこそ、男性は女性に近づくのでしょう。女性のほうも悪い気がしなければ、好意を抱き始めるかもしれません。
相手に近づくことで「好き」をアピール
少しでも気持ちを伝えたいという一心で、意識的に、または無意識のうちに好きな人に近づく男性は多いようです。『恋愛心理の秘密~ただの友達で終わらせない44の心理効果~』(渋谷昌三)には、以下のような記述があります。
「(前略)距離は男女間においては大きな意味をもっています。特に関心がある相手でもないのに、何かの拍子に『異性』を強く感じてドギマギしたことが、あなたにもきっとあるはずです。そのとき、その異性とは、たまたまホールが分類した『密接距離』の内に入っていたのかもしれません。距離は相手の心理に大きな影響を与えるものなのです。
また、何回かデートしたけれどもなかなか親しさが深まらない、というケースもあるはずです。お互いのなわばりの境界線が触れ合っているだけで、それより内に入り込めず、関係が膠着状態になっている―。
実は、このような二人の心理的な距離を縮める方法は意外に簡単です。
二人の物理的距離のバランスをあえて崩し、相手のなわばりに一歩踏み込むだけで、効果はあらわれます。距離が近づけば、その分だけ、心理的にも一歩、相手に近づくからです。
いつも少し離れて歩いていた二人なら、今日からは並んで歩くときは肩や肘が触れ合うぐらいまで近づきましょう。
お酒を飲むときはテーブルではなく、カウンターに並んで座ります。
ベンチに座るときも、できるだけ相手とのあいだを空けずに座りましょう―どれも、デート中なら、自然な形でできる動作です。
ただ、相手のなわばりに侵入するのですから、相手の反応を確かめながら徐々に距離を調整する細心さが必要です。また、その場合、相手の正面からではなく、左右か後ろから近づいていくのが無難です。というのは、個人のなわばりのスペースは体の前後左右で違い、前方でもっとも広く、後ろ側ほど狭いからです。」
男性がいつもより近づいてくるな、距離が近いな、と感じたら、それとなく好意を伝えたい時なのかもしれません。
<参考文献>
『「好き」を伝える技術:あなたの恋のメタメッセージ・テク』(長住哲雄)
『恋愛心理の秘密~ただの友達で終わらせない44の心理効果~』(渋谷昌三)
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