「距離を置いてから復縁まで」に関する専門家の意見やアドバイス
「一人になりたい」という男性の心理
大好きな彼から「一人になりたい」と言われたら、別れを予感して不安を抱く女性もいるでしょう。しかし、彼氏が距離を置きたがるからと言って、「嫌われたのでは?」と受け取るのは早計です。『大好きな彼をかならず手に入れる 恋愛の極意』(志摩純一)には、以下のような記述があります。
「(前略)また、女性にとっては、寂しいことですが、男性が男として大仕事をするためには、孤独に一人で闘う時間も必要なのです。
ですが、どの男性もこのことを恋人には話しません。
なぜなら、こんな気持ちを打ち明ければ100%彼女が悲しい顔をするとわかっているからです。『私はあなたといるときが、一番、楽しくて自分らしくいられるのに、なんだか寂しくて悲しい』と彼女から不満をあらわにされるのは目に見えています。(中略)
彼にとって、あなたと一緒にいるときは、とても心が安らぐ楽しい時間であることは間違いありません。また、男性同士でワイワイガヤガヤと集団でいるときも、本心から楽しんでいます。
でも、男性が男として立派に生きるには、孤独な時間をしっかりと持たなければならないことを理解してください。
(中略)
彼氏から、『今は、ちょっと一人になって考えたい』なんて言われたら、彼の精神状態は尋常じゃない、何を悩んでいるのかしら?と逆に彼につきまとって心配したくなるのです。
でも、そんなときにむやみに心配すると、彼の聖域を侵していることになります。
『一人になって考えたい』。そう彼があなたに言ったのならば、勇気をもって本心を伝えてくれた事実を、真摯に受けとめてあげましょう。
(中略)
恋する女性は、彼の発した『一人』という言葉だけに敏感になってしまいます。自分はこのままこの人に捨てられちゃうんじゃないかな、とパニックになります。
そんなときにはぜひ、落ち着いて、彼の言葉を受け入れてください。(中略)
それまでの日々、彼に誠意をもって接していたのならば、何もビクビクすることはありません。『落ち着いたら、必ず連絡してね』。そう言ってにっこり笑って、あなたは、自分磨きに専念し、次に彼に会える日をゆうゆうと待てばいいのです。
この間、『なんで?どうして?』と彼にしがみつけば、それだけ彼の心の中は、ますますぐちゃぐちゃになり、作業の時間も長引いてしまいます。
彼が抱えている問題が大きい場合、大事な人と位置づけされているあなたの存在が、一気に『処分行き』の箱に入れられてしまう可能性だってあります。
そうならないためにも、あなたもたまには一人になって、自分のことや彼のこと、仕事のことなどと、あらためて向き合ってみましょう。」
彼の不安を分かち合いたい女性と、一人で戦いたい男性。こうした考え方の違いを理解して見守ってあげると、彼はあなたのことを大切な存在だと思ってくれるのではないでしょうか。一時的に距離を置くことになっても、いつかあなたの元にかえってくると信じて待つのが賢明でしょう。
彼氏に「距離を置きたい」と言われたら?
愛する彼から「距離を置きたい」と言われたり、別れ話になったりすると、取り乱す女性は多いでしょう。しかし、それでは逆効果です。では、どのようにしたら、別れを阻止する方向へ彼の気持ちを切り替えることができるでしょうか。『彼の気持ちを取り戻す方法:別れた、振られた、距離を置かれた……』(沖川東横)には、以下のような記述があります。
「男性の態度に対して、女性は過敏に反応します。一つひとつの男性の言葉に傷つき、落ちこんでいく。そして傷ついた言葉が脳裏に焼かれて、感情の渦に巻き込まれていきます。
押し寄せる不安のなか、女子たちは彼の態度や言葉に対して、いろいろと考えます。
『別れるのはイヤだ。それでも私は彼が好き。好きな人を失いたくない。あきらめたくない』
このように『お前の気持ちに応えられない』と彼が発した言葉の意味を、何時間もかけて熟慮します。考えがまとまらない迷路のなか、最終的な答えが出ます。
それは、『彼と別れたくない』ということ。
女性たちは、彼にもう一度元に戻るチャンスをくれるようすがりつくものの、彼からは冷たい態度で断られます。なぜ彼が冷たい態度をとるかというと、それは女性の感情がうっとうしくて、怖いから。
恋愛で女性が必死になる姿は、恐怖となることもあるのです。なぜ、恐怖となるのでしょうか。
それは、女性たちが感情にお休みを与えていないからです。男性は正直、女性の感情が怖いと思っています。
パニックにならない。
不安にならない。
悲しまない。
心配しない。
感情的にならない。
お休みを与える心ができるまで、焦って動かないことです。」
距離を置こうと提案された時、感情をむき出しにしてうろたえる女性の様子は、男性に恐怖しか与えないようです。冷静に話し合える状態である方が、別れを阻止したり、復縁への可能性を残したりすることができるのではないでしょうか。
<参考文献>
『大好きな彼をかならず手に入れる 恋愛の極意』(志摩純一)
『彼の気持ちを取り戻す方法:別れた、振られた、距離を置かれた……』(沖川東横)
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