「イケメン彼氏が欲しい人」に関する専門家の意見
幸せになりたければ、理想を下げてはいけない
イケメン好きな女性ほど、相手の容姿に関する好みにはうるさいものです。とはいえ、見た目の基準が厳しすぎるせいで、なかなか彼氏ができないと悩んでいる人も多いはず。恋愛において、相手の選り好みはご法度なのでしょうか。これについて、『結局、理想を下げない女が選ばれる』(伊藤友美)には、以下のような記述があります。
「『理想を下げたにもかかわらず、選ばれず結婚もできない』
すごく怖い言葉じゃないですか?今の私が聞いても怖さを感じます。
でもこれ、誰にでも起こることです。
お見合い相手を好きになれずにお付き合いに発展しないならまだいいのですが、1年お付き合いしていたけど、結局お別れすることになった受講生がいます。
Sさん(43歳)はネット婚活で出会った男性と1年ほどお付き合いしていました。男性の親御さんの介護の都合で、お互いにとってベストなタイミングで結婚できればいいとゆっくり交際していたようですが結局お別れすることになったと連絡をいただきました。
私はその報告をとても残念に思ったのですが、Sさんが、
『自分の波長に合う人は難しい。高望みだよね、という気持ちから、この程度の人なら結婚してくれるかも、をやっていました。そんなつもりなかったんだけど……』
とおっしゃっていて、逆に安心しました。
お別れした男性は、Sさんにとって心の底から結婚したい相手ではなかったのです。もちろん素晴らしい男性だったからこそお付き合いしたとは思いますが、
『この人なら自分を選んでくれるかも』
という目線で婚活すると、痛い目に遭うのはこちらなんです。
どちらからお別れするかは人それぞれですが、やっぱり女性がフラれるパターンが多いかな。女性が、この(程度の)人なら(こんな私でも)結婚してくれるかも、というやましい気持ちで付き合っていると、その本音が口に出さずとも男性に伝わるものなんです。
でも、ここがチャンスなんです。
『私が本当に結婚したいのは、どんな男性だろう?』
改めて自分の願いを書き出すときです。
Sさんの言葉に『そんなつもりはなかった』とありましたが、無意識で男性を見下す行為は、自分自身を見下しているから起こるのです。」
誰だって、自分の相手となる男性には、容姿に限らず「これだけは譲れない」というポイントがあるものです。ここで中途半端に妥協してしまうと、お互いにとって不幸な結果を招くこともあるようです。理不尽なこだわりは考えものですが、「イケメン好き」の自覚があるなら、やはりそれなりに納得のいく男性を探すのが得策でしょう。
モテるイケメンを落としたければ、「彼が弱音を吐いたとき」が勝負
イケメンは、言うまでもなく女性にモテます。手練手管に長けた女性たちから言い寄られた経験もあまたあることでしょう。では、そんなモテ男の心をつかむには、どんな手を使うといいのでしょうか。これについて、『ムリめの彼・気のない彼・愛が冷めた彼 大好きな人が振り向いてくれる本』(ANNA)には、以下のような記述があります。
「たとえば彼が、『君には会社の批判をえらそうにいってるけど、おれは小さい男だから、実際会社にいっちゃうといえないんだよね……』と弱音を話してくれたら、どう返しますか?
『そういう人、いっぱいいるよ、そのうち言えるようになるよ』『ガンといっちゃえ!』はNGです。『しょうがないよ、ふつういえないよ、私もそうだよ』はふつうです。
では、本当に心を溶かしてしまう返しはなんでしょう。
『あなたのそんなやさしいところが、いいんじゃないの』。わたしならこういいます。
彼自身が自信なく後ろめたく思っているところを、『それがあなたじゃない』『そういうあなただからいいのよ』『あなたのそういうところ、私は好きだな』とまるごとすくいあげるように褒めてあげると彼はメロメロになる。
これは銀座で働きます、と報告したときに、あるベンチャー社長が教えてくれたワザです。
こういうと、『それじゃ彼が成長できない!』とあなたは思うかもしれません。
だけど、彼があなたに自分の欠点をいうときというのは、あなたの反応を怖がりながらもわかってほしくて、そして楽になりたくて、勇気を出していっているのです。
だからまずそこを褒めてまるごと受け入れることで、心の不安や重荷を取りのぞいてあげると、彼は本当にあなたのことを信用して心を開いてくれます。
また、彼が細いのを気にしていたら『がっしりは苦手、細いほうが好き』、背が低いのを気にしていたら、『背が高い人ってちょっと怖い』、リストラされて落ち込んでいたら『今いる場所こそ、見えてくるものがあるんじゃない?』など、彼が気にしているところを『それがいいんじゃないの』という論理で、すくいあげるように返してあげましょう。
人はみんな、人から評価されることが怖くて、緊張して生きています。
その中で、あなただけは自分のありのままをそのまま受け入れてくれる、ということが彼に伝わったとき、彼の命柱をあなたはつかみ、かけがえのない存在になることができるのです。
最後に、彼が弱っているときの、とっておきの殺し文句を。
全部聞いてあげたあと、笑顔で『私がいるじゃない』といってあげましょう。あなたが何かをしてあげなくても、彼は『ううっ、ありがとう……!』とすごく救われるのです。」
このように、周囲からチヤホヤされることの多い男性ほど、意外なところで自信が持てなかったりするものです。そんなとき、全面的に彼を受け入れる姿勢をみせることで、「かけがえのない存在だ」と思ってもらえる可能性は高まりそうです。
<参考文献>
『結局、理想を下げない女が選ばれる』(伊藤友美)
『ムリめの彼・気のない彼・愛が冷めた彼 大好きな人が振り向いてくれる本』(ANNA)
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