「女の争い」に関する専門家の意見やアドバイス
女性にありがちな「友情の押し売り」は関係破綻への第一歩!?
一見、仲が良く見える女性同士でも、実際のところはマウントの取り合いや嫉妬が渦巻くドロドロの関係だった……というのはよくある話です。「女性の友情」にみられる独特の風潮について、『女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋』(DJあおい)には、以下のように書かれています。
「女性にありがちな『私たち友達だよね!』という友情の押し売りってなんだか宗教みたいじゃないですか?友達が先に結婚しちゃった!裏切られた!っていう人に多いタイプなんですけど。
そもそも、友達が先に結婚したことのどのあたりが裏切りなんでしょうか。一緒に不幸になってくれなきゃイヤだってことですかね?
要するに、自分としては、先に結婚してほしくなかった。自分が結婚するまでは独身でいてほしかった。それが私の望んでいる友情!私の期待する友情を献上してくれなきゃ友達やめる!っていうことなんですよね。
そんなふうに、友情というものを納税しないといられないようなコミュニティ。窮屈ですよね。友情とは決して言えません。
長い付き合いになればなるほど、一度や二度のすれ違いはあります。知らず知らずのうちに自分も友達を裏切っているかもしれません。
でも、そこで裏切られたと吹聴して回るのが友情でしょうか。本当に友達なら、いつもと違う様子の友達を心配するものではないでしょうか。
そういういくつもの積み重ねがあってお互いがお互いにとって『嘘をつきたくない人』になっていくものじゃないでしょうか。
そもそも、裏切られた!とか言うときって自分が何かうまくいっていないときなんですよね。こういう人は絶対にひとりになれない。誰かと群れていないと気が済まないんですよ。
一度ひとりになってみるのもいいかもしれません。群れる必要がないこと、ひとりがなんと自由なのかということが分かるはずです。そうすれば、友情という名の鎖で人を縛ることもなくなります。」
このように、自分が不本意な状況にあるときに、うまくいっている女友達に対して「裏切られた」と感じてしまうようであれば、その人との間に真の友情が育まれているとはいえないのかもしれません。ウェットな感情に苦しめられるくらいなら、いっそひとりになってしまったほうがすがすがしいということもあるでしょう。
女友達の言動に、ついイライラ……どうしたらいい?
鼻につくような態度や、天然っぽい不思議ちゃん発言でこちらの気持ちをかき乱す女友達は一定数いるものです。ふいに心がざわついたとき、そのイライラを抑えるにはどうしたらいいのでしょうか。『読むと心がラクになるめんどくさい女子の説明書』(山名裕子)には、以下のような記述があります。
「相手の言動に感情的になってイライラしてしまうのは、自分の中の女子要素が、相手の女子要素に反応してしまっているから。
自分の女子率が高い人ほど、敏感な「女子」センサーが反応して、相手の女子要素にイラッとするのです。
こういうときは、「アンガーマネジメント」の手法を使うといいでしょう。
怒りのピークは6秒から10秒と言われています。ですからイラッとしたら、トイレに立つ、電話がかかってきたふりをして席を立つなどして、少しだけ時間を取りましょう。ひと呼吸あけるだけでも、クールダウンできるようになります。
その場を離れられないときのために、心の中で唱える呪文を持っているといいですよ。私の場合、小さいときから嫌なことがあったら『メアリー・ポピンズ』に出てくる呪文を心の中で唱えるクセがありました。そうすることで心がすっと落ち着くことを、子どもながらに感じていたのです。
たまたまやっていたことですが、いま考えると、アンガーマネジメントとしても理にかなった対処法でした。
イライラをクールダウンさせた上で、相手と話すときはクッション話法を使いましょう。直接言いたいことをぶつけるのではなく、『〇〇さんのおっしゃることはとてもよくわかります』などのクッションをはさんでから自分の主張を伝えるのです。これだけでも相手の攻撃性と自分の反撃心を抑えることができますので。相手からさらに攻撃されることも少なくなります。」
このように、イライラしてしまったときに精神状態を整える方法を知っておくと、だいぶラクになりそうです。よけいな揉め事を起こしたくなければ、まずクールダウンを心がけましょう。
<参考文献>
『女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋』(DJあおい)
『読むと心がラクになるめんどくさい女子の説明書』(山名裕子)
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