「今時の高校生」に関する専門家の意見やアドバイス
いまどき高校生のSNS事情
今や高校生がSNSをするのは当たり前の時代です。だからこそ、少し前の世代にはなかった悩みも多いのではないでしょうか。『中高生の勉強「まだまだ」あるある、解決します。』(池末翔太)には、以下のような記述があります。
「ネットでつながっている人って、リアルな現実の世界でも知り合いってこと、多いですよね?
そうなると、こう感じる瞬間ってありませんか?
↓
『この人、ネットとリアルじゃ全然性格違うじゃん!!w』ってw
『えw 同じ人……だよね?w』って思ったりするよね。
僕自身、こう思った経験がけっこうあります。
それに、ネット上でコミュニティとかつくると、リアルだったら絶対ケンカしないような人たちが、ガチバトルしてたりすることもあるんですw
なぜ、ネットとリアルではこんなにキャラが変わってしまうんでしょうか?
あるいは、あなた自身もそうなのかもしれません!!w
そのときに自分ができることって何なんでしょう?
いっしょに考えましょう!
解決編 じゃあど~する?
(1)ネットのほうが本音かもしれないと思う。
(2)相手の顔を思い浮かべながらネットをやる。
(3)自分が使う言葉の数を増やす。
(4)『ネットでの私のキャラ違う?』と、友だちに聞く。
(5)ネットでは、好きな自分に変身する!
(1)ネットでは、PCやスマホの画面に向かって発言しますね。相手との直接のやり取りだといろいろフィルターがありますが(『コレ言っちゃ終わりw』とか)、ネットだとそのフィルターがなくなるときがあるんですw だから、ネットのほうが本音なのかもねw
(2)ネットで発言するときは、目の前に相手がいると思ってやったほうがいいかも。
ネットだろうがリアルだろうが、『人間とのコミュニケーション』には変わらないのでw
(3)『自分が持っている言葉の数は、デジカメの画素数と同じだ。多ければ多いほど、自分の見ている世界を正確に表現できる』という言葉があります。
ネットではそのほとんどが『言葉によるコミュニケーション』です。リアルでの自分と同じ性格をネット上でも表現したいなら、使いこなせる言葉の数を増やそうw
(4)実際、ネットでの自分がリアルのときと違うかどうかは、本人はわかっていないもんですw もしかして、ひょっとして自分もリアルとネットとでキャラ違うかも?と思ったら、友だちに聞いて確認するのがいいかも!
(5)ネットでの自分は、ふだんの自分よりも簡単にキャラ変更しやすいみたいです。
あこがれの人や芸能人みたいに、自分のキャラを変えるのもアリかも! ネットで性格を変えると、逆にリアルのほうにいい影響が出てくるかもねww
(中略)まとめ
ネットはリアルよりお手軽だけど、そのかわり『誤解されやすい世界』なことに注意しよう!」
このように、ネット上の人間関係に頭を悩ませる高校生は少なくないようです。ネットにおけるコミュニケーションでは、「言葉」に頼る部分が多いため、誤解を招きがちだと覚えておきましょう。
高校生のうちは「バカになったもん勝ち」!?
学生時代に好まれるノリと、社会人に求められるコミュニケーション能力には、大きな違いがあるようです。『女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋』(DJあおい)には、以下のような記述があります。
「学生と社会人とでは、ヨシとされるコミュニケーション能力が当然違います。
学生のときって『ウェーイwww』みたいなノリのよさが重視されたりするんですよね。それっていかにして気を使わない関係になるか、いかにして馴れ合いの関係になるかってことなんです。そういう馴れ合いの集団を形成しているほうが序列でいったら『上』だったりします。
まさに『バカになったもん勝ち』なんですね。
そういう礼儀を欠いたノリの良さが『学生のコミュニケーション能力』というわけです。
一方、社会でのコミュニケーション能力は周りに気を配ることができるか、っていうことなんです。そして、最も大事なのが礼儀。いかにして気を配ることができるか、いかにして相手を尊重することができるかが肝になります。学生時代の『礼儀を欠いた馴れ合いのコミュニケーション能力』は一切通じません。要するに、『ウェーイwww』ってやってた人たちは社会に出てから苦労するってことです。
軽いノリが苦手っていう人もいますが、それは礼儀がないのが苦手なんですよね。距離感ゼロでなれ合うような真似は自分が持っている礼儀が許さないんです。礼儀があるゆえ、軽いノリが苦手なんです。仲間、マブダチ、とかじゃなく、『他人』であるぐらいが社会人の距離感としてはちょうどいいんですよ。」
学生時代にヨシとされる軽いノリが苦手な人もいるでしょう。そういう人は、高校時代はクラスの中心グループなどに気後れしてしまい、悩むこともあるかもしれません。しかし社会に出ると、望ましいとされるコミュニケーションのあり方はおのずと変わるので、心配しすぎる必要はないでしょう。
<参考文献>
『中高生の勉強「まだまだ」あるある、解決します。』(池末翔太)
『女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋』(DJあおい)
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