「男性が恋愛感情を抱く瞬間」に関する専門家の意見
会う機会が多い人には心の距離も近づいていく
男女関係なく、一般論として、「身近な人に好意を抱きやすい」というのは想像に難くないもの。『「なるほど!」とわかる マンガはじめての恋愛心理学』(ゆうきゆう)では、これを科学的に立証した例を紹介しています。
「会社や学校で席が近かったり、家が近かったりする人とは、自然と仲よくなるものです。私たちは、近くにいる人に対して好意をもちやすい傾向があり、心理学ではこれを「近接の要因」といいます。
これはさまざまな心理実験でも証明済み。心理学者フェスティンガーが行った大学寮に関する調査では、最初に親しくなるのは部屋が近い者どうしであることが指摘されています。心理学者ゲーゲルによる実験では、約50m離れたAさんと、約2m離れたBさんと同時に会話をした場合、距離が近いAさんに対して、より好意をもつことがわかっています。
さらに、親密になっていく過程では、何度も顔を合わせることも重要です。見慣れることでお互いに警戒心が薄れ、リラックスできるため、好意をもちやすくなります。「単純接触原理」とよばれる心理です。
結局、私たちは身近な人と恋に落ちやすいということ。意中の人がいるなら、まずは顔を合わせる機会を増やし、できるだけ近くにいられるシチュエーションを作ることから始めてみるとよいでしょう。」
会う機会を増やすというのは単純なことですが、意中の男性を落とすためには、もっともシンプルで確実な戦略なのかもしれません。
会えないときに恋心が膨らむ男性の本能を逆手に取ろう!
LINEではマメにやりとりするのに、なぜかデートには誘ってくれない男性は、何を考えているのでしょうか。実はLINEのやりとりが続くからといって、あなたが本命視されているわけではない場合もあるようです。LINEを使った駆け引きについて、『「本能」を知れば、もう振り回されない!!恋愛&婚活以前の男のトリセツ』(神崎メリ)には、以下のような記述があります。
「マメに連絡してくるのに、しかも中には好意もチラつかせてくるのに、デートに誘ったり、告白しない男性の本音は『この子暇つぶしにちょうどいいな~』『女とやり取りしてるとモテてる感じある(笑)』こんなものなのです!
しかもこの手の男性って、同時期に他の女性を口説いていたりするのですよ!
貴女は疑似恋愛ならぬ、疑似狩猟で狩りの練習台にされていたのです!
貴女とのやり取りで男としての自信をちゃっかりチャージして、本命候補の女性を口説くエネルギー源に利用(発電所扱い許せん)。
だから貴女から本気オーラを感じると『やべ、めんどくせ』と疎遠にしだす、もしくは本命候補とお付き合いできたら、任務完了とばかりに疎遠にしてくるのです。
(中略)
これがLINEはマメなのにデートに誘ってこない男性の本音です。
好きな人とやり取りをぽんぽんと続けるのも考えものだと覚えておいてください。
そのうちネタ切れして、会話のネタを探し出すためについこっちから、「おはよ~」「仕事終わった~」「今日は友達と飲みに行くよん」と生活を実況しちゃうことになりやすいのですよね。そうすると、男性が女性に恋するのに必要な要素をつぶしてしまうのです。
<トリセツ>合わないときに恋心が膨らむ本能を逆手に取れ!
(1) 自分からLINEしないことで『メリ子何してるのかな』と妄想させる
(2) たまには即レスだったり長時間既読をつけなかったりと、ランダムさを出すことで『マジで日常読めないよな!?(ミステリアス)』とさらに妄想をかき立てさせる
(3) LINEするときはメス力高いやり取りで『いい女やなあ』と思い込ませる
(4) 『俺の女にしてみたい……』と狩猟本能に着火(恋心発火)
マメに返信しすぎると、この『妄想』する隙を与えないことになるので、彼の狩猟本能は着火しません。すなわちLINEだけでお腹いっぱいになってしまうということなんです。
目先のやり取りより「トリセツ」を使って彼の心をつかみにいきましょう!」
自分のすべてを開示するのではなく、どこか「つかみどころのなさ」を感じさせるのが男性の気を引くコツのようです。親しくなった男性には、グイグイと距離を縮めていくよりも、LINEを使ったコミュニケーションで上手に恋愛感情を刺激したいところです。
<参考文献>
『「なるほど!」とわかる マンガはじめての恋愛心理学』(ゆうきゆう)
『「本能」を知れば、もう振り回されない!!恋愛&婚活以前の男のトリセツ』(神崎メリ)
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