「不倫相手を忘れる方法」に関する専門家の意見やアドバイス
別れた恋人を忘れる方法
普通の恋人関係でも、別れた後に未練が残り、なかなか忘れられないこともしばしば。失恋した時、なるべく早く立ち直る方法はあるのでしょうか。『「なるほど!」とわかるマンガはじめての恋愛心理学』(ゆうきゆう)には、以下のような記述があります。
「恋人から別れを告げられたあと、その人のことがいつまでも忘れられずにいた経験はありませんか?『私の何がいけなかったんだろう?』と、理由を探し求めたり、彼(彼女)といた自分を何度も思い返したり。
しかし、そのつらさから逃れるため、相手のことを考えないようにするのは逆効果です。『考えたらダメだ』と思うと、余計に考えてしまうのが人間だからです。別れた相手に連絡を取りたくなった場合は、『合コンに参加する』『新たな出会いがあった』など、新しい恋の手がかりを作ることを条件としてみましょう。そのほうが気持ちが楽になり、前へ踏み出すエネルギーもわいてきます。
また、マイナスの感情を『言う』『書き出す』ことで、はっきりと認識することも大切です。これは『エモーショナル・ディスクロージャー』とよばれる行為。リストラを受けた会社員の場合も、不眠に悩む大学生の場合も、ネガティブな気持ちを積極的に吐き出したほうが、立ち直りが早いという研究結果が出ています。
つらさや悲しみ、怒りなど、マイナスの感情も含めて『自分自身』です。そう思えることで、悲しみを乗り越えていくことができるでしょう。
積極的にネガティブになる
気持ちを紙に書き出す、口に出す、全力で泣くなど、気持ちを吐き出すことで回復が早くなる。1日に10分だけ『ネガティブなことを考える時間』を設けても。
未練行動は『報酬』にする
『異性と食事に行ったら、別れた彼に連絡してもいい』など、新しい恋のきっかけを作ることを未練行動の条件にすると、前を向く気持ちもわきやすい。
ストレスを数値化してみる
自分の感情が何%くらいか考えると、『もうダメだ!』と漠然と考えるよりも気持ちが楽になりやすい。数値化する余裕がある限り、100%はあり得ない。
立ち直りのプロセスを知る
絶望的な状況に陥ったとき、心は次のようなプロセスをたどるという説がある。すぐに立ち直れるわけではないのは誰もが同じなのである。
否認→怒り→諦めと受容→希望
(後略)」
大切な恋が終わってしまったら、絶望感や空虚感に襲われてしまうもの。早く立ち直りたければ、自分で心のありようをコントロールするしかないでしょう。
別のことで脳をフル回転させ、思い出さない時間を作ろう
終わってしまった不倫の恋に、いつまでも頭の中を支配されるようでは、辛さが募るばかりです。別のことを考えなければならない状況を強制的に作って、相手の存在を思考の外に追い出しましょう。『モテ男モテ女の恋愛心理学 心理セオリー50+恋愛テクニック19』(村田芳実)には、「終わった恋を忘れるための行動」について、以下のような記述があります。
「失恋旅行
比較的ポピュラーなのが失恋旅行です。旅行へ行くための企画や、目的地まで行くための列車やバスに乗る行動や歩くという行動で、外部からの刺激に注意が向けられているために、ズバリ!思い出に注意が向かずに、思い出に縛られることがなくなります。
また、何時に家を出て、何時の電車に乗り、何時に目的地に着というスケジュールを決めます。何を着ていくか、天気はどうか、どの道を通るのかも決めます。そして、旅行に行くと、様々な刺激があり、思い出に悩まされている暇がなくなります。
つまり、脳の視覚野、聴覚野、感覚野、運動野、前頭前野などがフル回転し、思い出の入り込む余地がなくなります。ショッピングなどに出かけることでも、同じ効果が得られます。
他人と話をする
脳の各分野を一番遣うのが、他人と話をすることです。聴覚野で相手の言葉を聞きながら、視覚野で表情を読みながら、前後の関係も考える必要があります。そして、何の話をするかを前頭前野で考え、言語野で言葉を選び、運動野で声帯や唇、舌の動きをコントロールします。
このように、ズバリ!脳の各分野がフル回転する状況を作り出せば、彼や彼女の思い出を追い出すことができるというわけです。」
このように、旅行をしたり、誰かと会話をしたりすることで、脳をフル回転させるうちに、不倫相手の存在を思い出す頻度は減っていくでしょう。
<参考文献>
『「なるほど!」とわかるマンガはじめての恋愛心理学』(ゆうきゆう)
『モテ男モテ女の恋愛心理学 心理セオリー50+恋愛テクニック19』(村田芳実)
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