「彼氏の気持ちを確かめる方法」に関する専門家の意見
プライベートな話題を避け始めたら要注意!?
付き合う直前や交際開始間もないカップルは、相手のことを何でも知りたい、自分のすべてを知ってほしいと思うもの。お互いに身辺の話をしたがるのが普通でしょう。逆に言うと、プライベートに踏み込む話題をどちらか一方が避け始めたら、それは気持ちが冷めている証拠なのかもしれません。これについて、『恋愛心理の秘密~ただの友達で終わらせない44の心理効果~』(渋谷昌三)には、以下のような記述があります。
「二人の関係が深まれば、ふつうは会話が世間話から個人的な内容へと移行していきます。
世間話というのは、二人にとっては直接、意味のないことです。芸能人が結婚しようが、物価が高くなろうが、それは二次的な問題です。
最初は、おそらく、このような二次的な話題から二人の会話は始まるはずです。そうして、次第に互いの個人的な話もするようになるでしょう。
友人のこと、家族のこと、将来のこと、収入のことなど、親しくなるにつれて、話題の中心はプライベートなことになっていきます。関係が深まって、お互いの自己開示のレベルが高くなっている状態です。
逆にいうと、自己開示のレベルが高くなれば、互いに相手をよく理解でき、二人の関係は深まっていくのです。
何回かデートをしても、なかなか関係が深まっていかない二人もいます。お互いに好意はもち、ある程度は仲良くなっているのですが、そこから先に進展しません。
これは、一見親しくなったように見えても、二人の自己開示レベルがまだ低いからです。話題がプライベートなことまで掘り下げられていないのです。
世間話をしているレベルならば“気が合う”ので、デートは楽しいのですが、それだけでは親しみが深くなるわけではなりません。
あるいは、かつては深い関係だったのに、最近はさっぱり……というカップルがいます。惰性でデートしていても、つまらないのです。もう別れたいのに、新しい恋人が表れないから仕方なく交際しているというケースさえあります。
つまらないのは当然でしょう。しかし、落ち着いてその原因を探っていくと、二人の自己開示レベルが少しずつ低くなっていることに気づくはずです。
頻繁にデートをしていても、世間話に終始しているのです。芸能人のこと、友人の噂話、社会事件のことなど、二人の本質には何の関係もない話題です。
つきあい始めたばかりの恋人同士なら、どんな話題でも楽しいかもしれませんが、お互いを理解し愛を深めたいカップルが、こんな表面的な話しかできないようでは、関係の進展は望めません。
こんな自己閉鎖型のデートではつまらないのも当然ですし、互いにプライベートな話題を避けるようになったら、これはもう、別離の前兆といってもいいかもしれません。」
このように、彼との間に距離を感じ始めたら、以前に比べてプライベートな話題を口にすることが減っていないか、冷静に観察する必要がありそうです。「最近、弟さんとはうまくいってるの?」「仕事の調子はどう」などと、彼氏の身辺に触れるようなネタをわざとぶつけて反応を見るのもいいでしょう。
彼の本音は言葉ではなく行動に表れる
彼のことが好きすぎて、一挙手一投足に振り回されてしまう……。そんな経験のある女性は少なくないでしょう。彼氏の本音が見えなくて、本当に愛されているのか疑心暗鬼になってしまったり、いちいち落ち込んでしまったりすると、ますます悪循環に陥るものです。これについて、『No.1キャバ嬢が教える男の本音を知る技術』(高野麗子)には、以下のような記述があります。
「彼の何気ないひと言に、ものすごくショックを受けて、『ああ、もうダメなんだ……』と落ち込んでしまう女性がけっこういます。女性って、男性の言葉にものすごく反応していしまう傾向がありますよね。
でも、言葉ひとつひとつに、極端に振り回される必要はありません。男性って、基本的には照れ隠しする生きものです。
たとえば、よく聞くのが、何かミスした女性に、男性が『おまえ、アホか』と言ったら、女性が『ガーン!』となること。
これって、じつは男性は『かわいいね』と言っているんです。
『おまえ、アホか(笑)』という感じ。わかりにくいですよね(笑)。
でも、たいがいの日本人男性からすれば、ストレートに『かわいいね』なんて言ったら、なんとなくキザっぽくて恥ずかしい。だから『アホか』と笑って、それで伝えているつもりなんです。
女性からしたら、こういう男性の本心はわかりにくいでしょう。でも、ここで『もうやらない!』とすねてしまわないように。本人にダイレクトで『かわいいね』と言える男性って、そんなにいません。
『かわいいね』とサラッといえる男性は、どこででもそう言っています。またはホストのように言うことが仕事になっている人です。
だから、そういう男性の言葉を、そのまんま鵜呑みにしないこと。言葉でなく、行動を見ましょう。
たとえば、これもよく聞く話ですが、男性に『きみが好きだよ』と言われていないから、女性が『私は彼に愛されてない』と結論づけてしまうこと。
こういう女性はけっこう多いのですが、男性の言葉ではなく、行動のほうを見てみましょう。
もし、男性が毎日のように女性に会いに来ていたり、電話しているとしたら、それは「大好き」の意味です。すごく好きな人じゃなきゃ、毎日のように会いに行ったり電話をかけたりしません。
最近だと、知り合ってから実際のデートまでのあいだは、メールやLINEでやりとりすることも多いですよね。
そこで、LINEしていたときと会ったときとで、ギャップを感じるケースもあると思います。
実際、「この人、LINEではめちゃくちゃ話してくれたのに、実際に合ったらぜんぜん話さない。私の見た目がダメだったのかな……」と、女性が落ち込んでしまうという話もよく聞きます。
でも、男性は基本的に、女性よりおしゃべりが得意ではありません。もしかしたら、男性からすれば普通の状態なのかもしれないですよね?
あるいは女性を前にして緊張してしまい、何を話していいかわからないだけという可能性もあります。
ここでも、LINEでいろいろ話してくれているという、行動のほうを考えてみてください。
嫌いな相手に、たくさんLINEを送る人はいません。
もし彼の言葉に一瞬ショックを受けても、彼が実際にどんな行動をとっているかに目を向けてみてください。
彼の本質は、行動にちゃんとあらわれているはずです。」
このように、男性の言葉をいちいち真に受けるのは得策ではないようです。彼のセリフを深読みしそうになったら、グッとこらえて「行動」のほうに着目するようにしましょう。
<参考文献>
『恋愛心理の秘密~ただの友達で終わらせない44の心理効果~』(渋谷昌三)
『No.1キャバ嬢が教える男の本音を知る技術』(高野麗子)
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!