「縁のある人、運命の人」に関する専門家の意見やアドバイス
運命の人との出会いを見逃さない
実は運命の人と出会っていても、それに気付いていないケースは多いもの。また、それまでの恋愛遍歴のせいで、運命の人との出会いから目を背けてしまうこともあるかもしれません。『運命の人と結婚する方法はシンデレラが教えてくれた』(斎藤芳乃)には以下のような記述があります。
「男性には、素晴らしい女性に巡り会うと、すぐにでも一夜をともにし、肉体関係を求めようとする傾向があります。しかしシンデレラの場合は、『12時までには帰る』という約束があったことで、『美しいお姫様』の価値が失われる前に、家に帰ることができました。
つまり『12時で解ける魔法』は、シンデレラが安直に男性と関わりを持つことを戒め、女性としての価値を守るためのものだったのです。そしてシンデレラには、その戒めをちゃんと守る賢さがあったということです。また、彼女は王子様がどんな人物かをちゃんと理解していたということ。単に華やかさに憧れていたわけではなく、王子様の人間性を見きわめる目を持っていたのです。
では、シンデレラのように、『わが身を守る賢さ』『男性を見きわめる目』を持たない女性の場合はどうなるのでしょうか。
Yさんは、過去にとてもつらい失恋をしました。ですから『今度こそいい恋をしたい』と思い、努力をしていました。容姿も整え、内面や知性も磨いていたのです。ところが、いざ男性と関わってみると、すでに相手がいる男性や結婚している人ばかり。さらに『独身の素敵な人に巡り会った』と思っても、じつは誰彼かまわず声をかける遊び人や、短気な乱暴者といった、どうしようもない男ばかりが集まるのです。
(中略)
Yさんは自分をより高めよう、より美しくしようと努力しますが、それでも寄ってくる男性のタイプは変わりません。彼女には、そういった男性ばかりを呼び寄せる『独特の雰囲気』があったのです。Yさんの持つ『独特な雰囲気』というのが重要なポイントです。Yさんはとても素直で正直で、素敵な女性です。自分を磨くことに一所懸命で、いい恋をしたいと努力しているのがよくわかります。しかし、Yさんはある大事な行動を取っていませんでした。それは、『自分を癒やす』ことです。Yさんは過去の失恋があまりにもつらかったため、時間がそこで止まっていました。そのため、恋愛を求めながらも、じつは『誰かに癒やしてほしい』という雰囲気を醸し出し、それが『独特の雰囲気』となって不適切な男性を引き寄せていたのです。
(中略)
Yさんの弱さは、男にとっては『都合のいい女』のようにしか見えなかったのでしょう。つまりYさんに必要だったのは、女性的な魅力を高めることではなく、失恋の痛手から立ち直って、自分を癒やすことでした。その上で、男性と関わる準備を整えなければならなかったのです。
(中略)
もちろん、男性を見きわめる目を持っていない人も、今から覚えればいいことです。自分が変わりたいと思った時点から、いつでもやり直せるのです。あなたは賢く気高いシンデレラとして、王子様にふさわしい女性として、なるべく前を向いて進むのです。不適切な男との関係を引きずったり、過去の価値観を放っておいたりすると、無意識のうちにそれらに引っ張られ、新しい恋愛を始める障害になってしまいます。」
新たな出会いは運命の出会いかもしれません。一つの恋が終わるごとに、きちんと気持ちの整理をつけてから、次の出会いに目を向けましょう。
身近な存在こそ、焦らずじわじわ攻めたほうがいい
既に出会っている身近な相手であればあるほど、積極的なアプローチのせいで、今の関係が壊れてしまうことは少なくありません。そうならないように、自分の魅力をじっくりアプローチしたいところです。『大好きな人が振り向いてくれる本: ムリめの彼・気のない彼・愛が冷めた彼』(ANNA)には以下のような記述があります。
「ルックスという『飛び道具』がないナンバーワンホステスは、『じわじわ』『いつのまにか』という武器で、男性を好きにさせてしまいます。だれよりも自分をわかってくれている、本当の自分が出せる、やさしく見つめてくれている、ホッとする、いつも気にかけてくれる、いくら話しても飽きなくて楽しい、おもしろい、二人になろうとしてこないし、彼女がいるかどうかもさぐってこない。こういう、気楽で安心できる、やさしい友達のようなスタンスでいることです。
『落としかたの基礎』の基本スタンスを守っていると、彼の中にじわじわと入りこみ、いつのまにか彼にとって大切な存在になることができます。そして彼の心に『♪』と『?』をつくり、気がつくとあなたのことを考えている、という状態にしてしまうのです。彼があなたを気に入って声をかけてきて一生懸命口説いてくるパターンと、あなたに好意のない彼を落とすパターンはまったくちがいます。
残念ながら彼は現在あなたに興味がないのです。だから目先だけを見て、あわてて二人になろう、つきあおうとすると、彼はびっくりしてしまったり、面倒になって逃げてしまう可能性が大きいので、注意が必要です。
先日お風呂の修理にきたイケメンのお兄さんに聞いてみたところ、『女性のお客さんからよく誘われる。お茶くらいなら気軽にいくかもしれないけど、いきなりガッツリとデートプランをたてて誘われても、よく知らない人と遊園地とかいかないよ』とのこと。彼女は彼を気に入ったものだから、いっしょに遊園地にもいきたいし、海にもいきたい、つきあいたい。自分の中でイメージをつくってもりあがってしまい、彼のテンションや二人の関係が、冷静に見られなくなってしまっているのですね。だけど彼の心が開く前に大きすぎる要求を出すと、彼は逃げ出してしまうのです。
普段から味方をしてくれていて、彼を肯定して受け入れてくれる存在だという安心感がもてれば、なにか問題がおきて不安になったときや自信がなくなったときに、恋人よりもあなたと話をしていやされたい、と感じるときがくるかもしれません。
そう、むかしからいいますね、『急がばまわれ』と。あなたに関心がない彼にはこれがベストです。」
好きになったら盲目とも言いますが、身近な相手であったり、逃したくない相手であればあるほど、ゆっくり時間をかけて、自分に興味を示してくれるかどうかを見極めていく必要があるようです。
<参考文献>
『運命の人と結婚する方法はシンデレラが教えてくれた』(斎藤芳乃)
『大好きな人が振り向いてくれる本: ムリめの彼・気のない彼・愛が冷めた彼』(ANNA)
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