「乳首の色」に関する専門家の意見やアドバイス
気になる!乳輪のサイズの平均は?
自分の乳首や乳輪の色やサイズを気にしている女性は多いのではないでしょうか。『オトナ女子のためのおっぱいケア手帖』(北村珠希)には、以下のような記述があります。
「乳輪や乳首の平均サイズは?茶色っぽいのは変?
・日本人の平均サイズ=乳輪は直径約3.5cm、乳首は直径約1cmといわれている
・乳輪、乳首の色は、茶色~こげ茶色の人が多い
大きさ、色とも千差万別
身長等と違って人と比べることが少ないせいか、『私の乳輪や乳首の大きさ、色は普通?』と、密かに悩む人もいるようです。
日本女性の乳輪の直径は、3.5cm前後、乳首は直径約1cm、高さは9mm程度といわれていますが、これは平均値であり、実際には個人差が大きいのです。
ただし、乳首がへこむ陥没乳頭の場合や、乳首が大きすぎる場合は、授乳がうまくいかない場合もあるので、念のため一度婦人科や形成外科、美容外科を受診するのをおすすめします。
乳首の色が茶色っぽくなるのも、ごく普通のこと。乳首や陰部はメラニン色素の活動が盛んで、茶色くなりやすいのです。セックスの経験の有無も関係ありません。気になる場合には、美容外科で色素を薄くする塗り薬などを処方してもらう方法もあります。」
このように、乳首・乳輪の色やサイズには個人差があり、色素の状態はセックス経験の有無とは関係ないようです。ただし、陥没乳頭などの場合は形成外科の診療対象となる可能性もあるので、気になるときには専門家に相談してみると良いでしょう。
乳首の色や形に悩みを持つ女性は多い
乳首や乳輪は、他人と比べる機会がほとんどないために、「もしかしたら人と違うのかもしれない」と悩んでしまう女性が多いでしょう。『女も知らない女のカラダ』(対馬ルリ子)には、以下のような記述があります。
「乳房は、男性の性欲をくすぐる視覚的な効果もあるため、乳房や乳首の大きさや形を気にする女性が少なくありません。でも、女性が100人いたら100人の顔がそれぞれ違うように、乳房や乳首の形や大きさも多種多様。その人の個性でもあるのですが、乳房や乳首の大きい人、小さい人、それぞれに悩みをもっているようです。
たとえば乳首の形に関しては、若い女性に多い悩みに陥没乳頭があります。陥没乳頭というのは、乳首が乳輪の中に埋まっている乳首のこと。
思春期になると、女性ホルモンの働きで乳腺が発達し、乳房がふくらんでいきますが、乳腺を支えるじん帯の伸びがそれに追いつかないと、乳首が内側に引っ張られるように陥没してしまうのです。
しかし、じん帯は伸びるものなので、赤ちゃんがおっぱいを吸ったり、男性が乳首を吸ったりして少しずつ乳首を引っ張ると、陥没していた乳首も出てきます。
若い女性から形成手術で陥没乳頭を治したい、という相談を受けたときには、まずこの話をすると、『では、まだ手術をしないで様子をみます』ということになり、ほっとした顔で帰っていきます。
乳首の色を気にする女性も多くいます。性体験が豊富な女性は、乳首の色が濃いと信じている男性がいますが、これはまったく根拠がありません。
乳首の色は、性体験の多さではなく、それぞれの人がもつメラニン色素の量で決まります。メラニン色素が少ない白人は乳首の色もピンク色ですが、白人よりもメラニン色素の多い日本人の乳首の色は、茶褐色か濃い茶色がふつうです。妊娠すると、乳首や乳輪の色がぐっと黒くなるのは、女性ホルモンの影響でメラニン色素が濃くなるからです。」
このように、乳首の色は、性体験の多さではなく、その人が持つメラニン色素の量で決まるそうです。普段隠れている部位は、人と比べることができないだけに、一人で悶々と悩んでしまうかもしれませんが、変な噂に惑わされないようにしましょう。
<参考文献>
『オトナ女子のためのおっぱいケア手帖』(北村珠希)
『女も知らない女のカラダ』(対馬ルリ子)
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