「結婚は人生の墓場」なのか？意味・由来から男女の本音までまとめ！

結婚はなぜ人生の墓場と言われる？

結婚はなぜ人生の墓場と言われるのでしょうか？その原因のひとつとして『不機嫌な妻　無関心な夫うまくいっている夫婦の話し方』（五百田達成）には以下の記述があります。

「『夫婦関係』とは、たとえるなら『健康』のようなものです。子どもを育てるにしても、仕事に打ち込むにしても、趣味を楽しむにしても、親や家族を見守るにしても、夫婦関係がよくないと、うまくやることができません。逆に言うと、夫婦の間さえうまくいっていれば、仮に仕事がうまくいかなくても、子育てに行き詰まっても、なんとか挽回することができます。ピンチを脱するためにもうひとふんばりすることができます。夫婦がうまくいけば、人生はうまくいく。夫婦がうまくいかないと、人生はうまくいかない。」

結婚をすると家族になりお互いに甘えが生じてきます。その積み重ねでとげとげしい空気が家を覆い笑顔も減ります。これも人生の墓場への第一歩かもしれません。

それぞれの世界を持つ

女性は自分が愛するのと同じ強さで愛してほしいと思う事で相手との結婚に対する違いが出てくるのではないでしょうか。『愛する気持ち、愛されたい気持ちの伝え方』（吉元由美）に以下のような記述があります。

「恋人が理由もなく遠くに思えることがある。恋人が何を考えているのかわからないとき、つい悪い想像をしてしまいがちだ。もしかしたら、好きな人ができたのでは？もしかしたら……。淋しさが高じた悪い想像は、ふたりのコミュニケーションを複雑にする。あまりにもお気楽な想像も考えものだけれど、悪い想像は無駄に相手を傷つける結果にもなりかねない。想像力の使い方を間違わないようにすることが大切だ。恋人が何を考えているのかわからないように、相手もこちらのことが見えなくなっているかもしれない。ちゃんと気持ちを伝えられているだろうか。誤解されるような態度をとっていないだろうか。そのあたりのことをもう一度振り返ってみてもいい。結婚するふたりの距離の取り方について、こんな言葉を聞いたことがある。『ふたりで一緒にいながら、それぞれ孤独な世界を持っているといい』そのとき、結婚という言葉と孤独という言葉が、私の中で不思議とすんなり融合した。孤独な世界とは、言ってみれば集合の白い部分。どうにも重ならない部分だ。パートナーとのこの距離感は結婚に限ったことではなく、恋愛にもあてはまると思う。（中略）どんなにその人を愛しているからといって、自分自身を殺すことができるだろうか。「できるわ」と自信を持って答える人はたくさんいると思う。なぜなら、自分を殺すことが愛することだと思い込んでいる人がたくさんいるからだ。けれどよく考えてみてほしい。自分を大切にできない人が、相手を大切にできるだろうか。自分を大切にしない人が、相手を大切にする方法を知っているだろうか。それぞれが自分の世界を大切にしながら、ときにその世世界を分けあいながら一緒にいる。孤独な世界とふたりの世界が、ともに輝いていけたら素晴らしい。決して重ならないふたつの心は確かにせつないけれど、だからこそ男と女でいられるのではないだろうか。極上の恋愛をしたいと望むのなら、淋しさとどうつきあうかというこのポイントは見逃せない。そしてお互いの孤独を尊重しあえるようになったとき、その恋は深みを増すのではないかと思う。さらに言うなら、そうなれたときにふたりが結ばれたことの素晴らしさを実感できるのではないだろうか。」

お互いに自分の世界を持ち、自立していくことも墓場にならない一つの対処法かもしれません。

言葉に出して気持ちを伝える

自分の思っていることをちゃんと言葉に出すことも必要です。『察しない男説明しない女男に通じる話し方女に伝わる話し方』（五百田達成）には以下のような記述があります。

「実は男性は、自分の感情を言葉にするのは苦手。感じる領域である『右脳』と、言葉を操る『左脳』の連携が弱いため、女性のようになめらかに思いを伝えることができないのです。日本の文化として、『愛だの恋だの語る男は、女々しくていけない』という考えがあるので、照れもあります。そうやって、ろくに愛情表現をせずにいると、彼女からは『私のこと好きってちゃんと言って！』と『説明』を求められることに。そんなとき、たいていの男性は『言わなくてもわかるだろ？』と返します。言葉がなければ伝わらないことはわかっているはずなのに、普段とは逆のことを言ってしまうのです。話をまとめると、要は、男性は相手をよく観察して、感情に寄り添うように心がけ、女性は、感情的にならず、順を追って話すよう心がけることが大事ということ。目の前の相手へ集中し、言葉をサボッてはいけません。」

コミュニケーションとしての会話はやはり必要なようです。

＜参考文献＞
『不機嫌な妻　無関心な夫うまくいっている夫婦の話し方』（五百田達成）
『愛する気持ち、愛されたい気持ちの伝え方』（吉元由美）
『察しない男 説明しない女　男に通じる話し方 女に伝わる話し方』（五百田達成）