「彼氏とセックスしたくない」に関する専門家の意見やアドバイス
彼氏を傷つけずにセックスを断る方法
どんなに彼氏のことを好きでも、体調が優れなかったり、疲れがたまっていたりして、セックスをしたくない日もあるでしょう。そんな時、彼氏に誘われたら、どのような言葉で断ると傷つけずにすむでしょうか。『ずっとずっと愛し合いたい』(宋美玄)には、以下のような記述があります。
「女性と同じように、男性だってセックスを誘って断られたら傷つきます。『断られた=拒絶』だと受け取って、そのときのショックが忘れられず、トラウマになってしまうケースが多いくらいです。
さらにパートナーが繊細でプライドが高いタイプだったら、受けるダメージはことさら大きいでしょう。そのためにも、相手の性格を熟知したうえで、断る際の口調には気をつけたいものです。
『今日はそういう気分じゃないから嫌』と断る女性は多いのではないでしょうか。別にセックスが嫌だと言っているわけじゃないし、『今日の気分』の話だから、問題ない断り方だと思っているかもしれません。
同じ気分だったとしても、こう断ってみてはどうでしょう?
『私はHしたいんだけど、今日は疲れてるから、万全なときがいいな』
こう断ったとしても、伝えたい内容は同じですよね。大切なのは、自分が誘って断られても、『また誘ってみよう』と思える、心が折れない言葉の選択です。
日常生活を振り返って、あなたはどれだけ会話をして、パートナーとコミュニケーションをとっていますか?
仕事が忙しくてストレスを感じていると聞いたら、精神的に支えるとか、食事に気を配って体調を心配するなど、『思いやり』や『気遣い』を行動で表したいものです。日頃から注意して少しずつ改善していけば、セックスに関しても同じように接することができるようになるでしょう。
もうひとつ、大事なことがあります。
断ったら次は、断ったほうから誘うようにしましょう。それが互いに守りたいセックスマナーです。
『この前の続きをしない?』と軽い口調で誘ってみれば、相手が感じた『拒否された』という記憶も薄らぐはず。つまり、お互いがどれだけ愛情を持って歩み寄れるかが、セックスでの『誘い方』と『断り方』の重要ポイントだと思います。」
「拒絶された」と感じさせるような断り方をしなければ、あなたのことが好きな彼氏なのですから理解してくれるでしょう。言葉選びが大切だということと、次は断った方から誘うのがマナーだと覚えておくと、彼と気まずくならずに済むでしょう。
「セックスが面倒=セックスレス」に陥らないために
仕事で忙しくて疲れ果てていたり、悩んでいてそういう気分になれなかったりするなど、彼氏とセックスしたくない理由はいろいろあるでしょう。だからといって、毎回断ってばかりいると、セックスレスに陥ってしまうかもしれません。『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス 上級編』(宋美玄)には、以下のような記述があります。
「セックスレスとは『治す』ものではなく『防ぐ』ものです。一度、セックスレスになったカップルが、再び身体を重ねる関係に回復するまでには、何度もカウンセリングに通い、セックスに対する認識を変えたり、相手に対する気持ちとあらためて向きあったり、さまざまな試みが行われます。もちろん、ふたりでじっくり話しあうことも必要で、すべての作業に多大な時間と労力を費やさなければなりません。まずは、このことを心に刻んでください。
(中略)
セックスは、黙っていてやってくるものではありません。結婚しているから、パートナーがいるから、それだけの理由で誰もが当たり前のように受けられる恩恵ではないのです。男女どちらかだけでなく、ふたりともがセックスの火を消さない努力をして初めて、セックスレスは防げます。そのためのコミュニケーションやスキンシップは絶やさない―日ごろから、そんなささやかな努力をしていますか? 折に触れて、パートナーにどれだけ触れているか、どんなふうに触れているか振り返るといいでしょう。」
一度セックスレスになってしまったカップルが、元の関係を取り戻すのは至難の業かもしれません。彼氏とセックスしたくないと感じるのは、単に面倒なのか、それとも別の人とならできるのかなど、一度きちんと突き詰めてみた方がいいでしょう。
<参考文献>
『ずっとずっと愛し合いたい』(宋美玄)
『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス 上級編』(宋美玄)
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