「彼氏への手紙」に関する専門家の意見やアドバイス
気持ちを言葉で伝えることの大切さ
いつまでも愛の言葉をささやき合うカップルもいれば、恋人同士になった途端、全く気持ちを言葉にしなくなるカップルもいます。どちらが正しいということはありませんが、時には相手に気持ちを伝えることも大切です。『愛する気持ち、愛されたい気持ちの伝え方―「好きな人」ともっと気持ちが通じあう本』(吉元由美)には、以下のような記述があります。
「言葉にしないと失うものがあり、言葉にすると失うものがある。『愛している』と素直に言えなかったばかりに、恋人は去っていくかもしれない。『愛している』と打ち明けたことで、それまでのお互いの微妙なバランスが崩れてしまうことも。私たちはとても簡単に言葉を操っているように見えるけれど、いったいどれだけのことを語り、どれだけのことを伝えているのだろうか。
これだけは言えるのは、言葉を大切にしない人は自分の言葉によって多くのものをなくすということだ。悪気がなくても、言葉は簡単に人の心を傷つける。『たかが言葉。大切なのは心だ』という人がいるけれど、心の反映が言葉に現れるということをその人は知らないのだろう。また言葉を大切にしない人が、黙することで何かを伝えようとしても伝えられないだろう。
言葉にはならないからこそ素敵なこと。恋にはそんな気持ちがたくさんある。また言葉にしたら恋を失ってしまいそうで怖くて言えないこと。たったひとことでも、それはいつか心の澱になる。そのひとことは自分の大切な気持ちなのだ。伝える勇気が、新しい恋の扉を開くだろう。
伝えることができたら、昨日とは違う自分になっているだろう。いつか後悔しないために、恋人の目を見て伝えよう。そこに愛があれば恐れることはないのだから。そして伝えていかなければならないのは、『愛している』といういちばん素直な自分の気持ちなのだ。」
一緒にいるだけで気持ちは伝わるかもしれませんが、あえて「愛している」と言葉にすることで、二人の愛はもっと深まるでしょう。たまには彼氏に手紙を書いてみるのもいいかもしれません。
「あなたは特別」と思わせる文章とは?
SNSは、気負わずメッセージを送ることができる便利なツールですが、その簡単さゆえに「誰にでも同じ内容を送っているんじゃないか」と軽く受け止められてしまう場合もあるでしょう。相手に特別な思いを抱いていることを伝えるためには、どのような工夫をするといいのでしょうか。『プロの代筆屋による心を動かす魔法の文章術』(中島泰成)には、以下のような記述があります。
「いわゆるお付き合いで飲みに行かれ、夜の街で水商売の女の子と出会うこともあるでしょう。水商売の女の子の会話やメールから学べることは意外と多いってご存知でしたか?彼女たちに嵌る男性は、自分だけに話してくれた、自分だけにメールを送ってくれたと思い込んでいます。これは、彼女たちのテクニックです。あなただけに話したの、あなただけにメールを書いたの、あなたは私にとって特別な人、そんな風に思わせる確かな技術を持っています。
たとえば、
『ここだけの話だけど……』
『これ絶対言わないでね……』
『こんなこと誰にも言わないけどついつい話しちゃった』
多くの男性が、自分だけに話してくれた、きっと自分は特別な存在なんだ、と錯覚してしまいます。
(中略)
たった一言でかまいません。手紙やメールにあなたと相手しかわからない言葉が入っていたら、嬉しいものです。私のことをちゃんと見てくれていたんだ、と思ってもらう。そのためには具体的な情報を書きましょう。二人にしかわからない会話であればいいのです。仕事、家族、出身地、趣味、好きな食べ物、子供のころの思い出、少しの会話でも、必ず何かヒットしますよ。」
「あなたは特別だ」と伝えたければ、相手と自分にしかわからない情報に触れるというテクが有効なようです。好きな人にSNSや手紙で連絡を取るときには、ぜひこのワザを使ってみましょう。
<参考文献>
『愛する気持ち、愛されたい気持ちの伝え方―「好きな人」ともっと気持ちが通じあう本』(吉元由美)
『プロの代筆屋による心を動かす魔法の文章術』(中島泰成)
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