いつまでも部屋に巣食っている過去の恋愛の遺物。思い出とガラクタは、年の瀬の断捨離ついでに整理してしまっても良いのではないでしょうか。そこで今回は、10代から20代の独身女性500名に聞いたアンケートを参考に「年末の大掃除で処分したい『恋の粗大ゴミ』9パターン」をご紹介します。
「目を閉じて唇を突き出している自分の顔が情けなくて。灰皿でそっと燃やします…」(20代女性)というように、恋に盲目だったころの色ボケ顔を焼き付けた写真は、我ながら恥ずかしいものです。燃やすときは、火の始末もしっかりしましょう。
「『かずリン』『まゆタン』という呼びかけで始まる冒頭部分を読んだだけで、今となっては鳥肌が…!」(10代女性)など、元彼と自分、双方のバカップルぶりを克明に記した証拠品も、葬り去りたいアイテムでしょう。古紙回収に出すと誰かに読まれるかもしれないので、完全粉砕を試みたいところです。
「『金属だから燃えないゴミかな』なんて考えているうちになかなか捨てられなくて…」(20代女性)というように、ゴミの分別に迷っているふりをしてついつい手元に置いてしまう「思い出のアクセサリー類」も厄介なグッズです。いい機会なので、自治体のルールに従って処分を行いましょう。
「ぬいぐるみ達が純粋な瞳で『なんで別れたの?』と語りかけてくるようで辛い…」(10代女性)など、元彼からもらったプレゼントの処理に頭を抱える人も多いようです。親戚の子どもにあげれば、変な詮索をされることもなく片づけられるかもしれません。
「憧れの先輩に語り掛ける文体がなおさら痛い!」(20代女性)というように、思いっきりセンチメンタルな気分でしたためた文章は、作者本人が読んでもいたたまれない気持ちにさせられるもの。ページ数が少なければ黒マジックで塗りつぶしてから古紙回収に出しましょう。
「振られた腹いせにトイレ掃除に使おうかと思ってる」(20代女性)など、元彼の身の回りの品は、生々しい記憶を呼び起こすだけに、余計に手つかずになる場合があるようです。服は古着屋に、本は古本屋に売るなどして、思い出をお金に換えるのも一案です。
「消そう消そうと思うんだけど、なぜか消せなくて…」(20代女性)というように、楽しかったころのやりとりの記録をついつい残してしまっている人もいるでしょう。踏ん切りをつけるためには、携帯電話を下取りに出すのもアリかもしれません。
「なんだか申し訳なくて捨てられない…」(20代女性)など、学生時代のメモリアルグッズは、楽しかった学校生活を思い起こさせるだけに、なかなか手放せないものです。ボタン程度の小さなものであれば、青春の思い出に残しておいても良いでしょう。
「削除すると、それはそれで変に勘繰られそうで」(20代女性)というように、インターネット上に残した交際の記録は、形こそないものの処理に困る代物かもしれません。投稿からある程度時間が経ったところで、こっそりと消せばあまり目立たずに済みそうです。
元彼との思い出や、思わず顔が赤らむ自分の創作物は、もっと時間が経てば、良い思い出に変わるものもあるかもしれません。残すべきか捨てるべきかを判断しながら、大掃除に取り組みたいものです。(倉田さとみ)
【調査概要】
期間:2014年8月6日から8日まで
対象:合計500名(10代、20代の独身女性)
地域:全国
方法:インターネット調査
Photo:All images by iStock