仲良くしている後輩が、実は自分の悪口を言っていた…なんていう状況は、非常に落ち込むものです。角を立てずにやめさせることができれば、それにこしたことはありません。そこで今回は、20代から40代の未婚女性500名に聞いたアンケートを参考に「『この後輩、陰で私の悪口を言ってるな』と気づいたときの大人な対応」を探ってみました。
「知っていることだけ伝えて、あとは放置します」(30代女性)など、後輩に「気づいているけれど相手にしない」ということをアピールする人もいました。それでも改善がみられなければ、「まだ同じことをしてるのね」と一言お見舞いしてもいいかもしれません。
「相手にも言い分があるだろうから、自分に落ち度がないかどうか確かめるかな」(20代女性)と、本人に原因が何なのか確かめてみるパターンもあります。その際には、相手の陰口を責めるのではなく、あくまで「私が何かしたなら、教えてね」と下手に出たほうが、本音を引き出せるのではないでしょうか。
「さわらぬ神にたたりなし、です」(30代女性)というように、これ以上ひどいことを言われないためにも、陰口を言うような後輩とはなるべく関わらないほうがいいかもしれません。仕事でからみがある場合なども、業務連絡のみのやりとりにとどめておいてはいかがでしょうか。
「一度ちゃんと話し合って、その後の対応を決めます」(30代女性)と、ランチなどに連れ出してじっくり話をするという人もいました。気づかないうちに相手の気分を害している場合もあるので、少しでも心当たりのある人は、この方法を試してみてはどうでしょうか。
「根拠のない陰口でも、まわりに広められたら大変!」(20代女性)のように、被害を最小限に食い止めるべく動くという意見もあります。周囲には、悪口を言っている後輩の名前は出さずに、噂の有無だけを確認して、余計な波風を立てないようにしましょう。
「心のなかでは『わかってるのよ』と思いつつ、態度は変えません」(20代女性)など、何のアクションも起こさないという意見が多く寄せられました。あえて相手にしないことで、後輩も悪口を言う張り合いがなくなり、陰口が減っていくことを期待する人も多いようです。
「自分が言われているからというより、後輩指導になると思うので」(20代女性)というように、「これもいい機会だから」と、先輩らしく苦言を呈する人もいるようです。逆恨みからさらに悪口を言われるようなら、「いずれ、ほかの人からも煙たがられる存在になるから」と割り切ったほうがいいでしょう。
「叱るより、いいお手本を見せるほうが効くこともある」(20代女性)というように、先輩たちのいいところを話して後輩に気づかせる作戦もあります。「でも、○○だし」と反論されたら、「あら探しばかりしてもつまらないよ」とやんわり釘をさしておくといいかもしれません。
職場で陰口が好きな後輩に悩まされている人は、意外と多いようです。あらかじめどんな対応をとれば自分へのダメージが少ないか、対応を想定しておくと安心かもしれません。「『この後輩、陰で私の悪口を言ってるな』と気づいたときの大人な対応」に関して、みなさんのエピソードやご意見を聞かせてください。(萩原はるな)
【調査概要】
期間:2013年3月25日(月)から4月1日(月)まで
対象:合計500名(20代、30代、40代の未婚女性)
地域:全国
方法:インターネット調査
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