【人間関係】断る力(勝間和代)
「すべての人に好かれる必要」はないのです。
タイトル通り、「断る」ことの重要性について書籍ですが、仕事でのスタンスだけではなく、普段のコミュニケーションにおいても参考になります。職場やプライベートにおいて、人間関係に困っている方にとって、自分のコミュニケーションスタイルを変えるキッカケとなる本となるかもしれません。
【1】「自分が正しければ、いつかは周りが認めてくれる」「自分さえしっかりしていれば、最終的に周りが助けてくれる」こういった思い込みは大ウソだと思っています。なぜなら、もう一度繰り返しますが、「相手が読心術を持つエスパーではない限り、あなたが言葉を使って言わなければ絶対に分からない」からです。(p37,38)
「自分の『言葉』で伝えなければ、相手に伝わない。」という状況は、恋愛にも言えることではないでしょうか。思わせぶりな態度を取っても、相手に気持ちが伝わっているか分かりません。最終的には、「告白」という形で「言葉」にしなければ、状況はハッキリしません。また、普段の人間関係にも、同じようなことが言えるのでしょう。つい自分の振る舞いで、自分の気持ちを分かってもらうとしますが、実際には、言葉にしなければ伝わりません。言葉で伝える「勇気」を持つ必要があります。
【2】「すべての人に好かれる必要」はないのです。あるいは、そのこと自体、不可能なのです。(中略)嫌われることを恐れるがあまり、自己主張が出来なくなったり、断らなくなったり、その結果として人への従属意識が芽生えてしまい、知らず知らずのうちにリスク回避的な行動や、同調行動、流される行動になってしまうことが問題なのです。(p73)
「自分らしさ」を保ち、「一貫性」を大切にすれば、「すべての人に好かれる」ことは難しくなります。一方、「すべての人に好かれる」ことで、「自分らしさ」が失われて充実感をえることなく、さらに「一貫性」も崩壊すれば、周りの人からの信頼も失う可能性があります。「すべての人に好かれる必要はない」という割り切りが、結果として、自分自身をハッピーにするのでしょう。
【3】「自分の才能を伸ばして活躍するほど、必ず周囲からの嫉妬は生じる」という割り切りが、「断る力」を伸ばすためには最も重要なのです。(p105)
「嫉妬」されると、発せられた「言葉」や「態度」に注目してしまいます。しかし、「自分の才能を伸ばして活躍するほど、必ず周囲からの嫉妬は生じる」という考え方は、嫉妬を通じて発せられた「言葉」や「態度」も気にしなくなる素敵なポジティブシンキングだと思います。ただし、当然ながら「自分の才能を伸ばして活躍するほど、必ず周囲からの嫉妬は生じる」と公然に言い放っては、さらに人間関係を悪化させる可能性があるので、注意が必要です。
【4】私がふだんこれまで接してきた、大きな業績を成し遂げてきた人たちは、例外なく、「I am right. You are also right.」というスタンスの人たちで、自分達に自信はあるのはもちろんのこと、周りの人たちに対しても実に寛容で(以下省略)(p160)
自分自身の成功体験から学んできたことは多いと思います。しかし、自分自身の成功体験の量は限界があります。他の人や過去からの成功体験を聞き、自分自身に導入することで、自分自身の成功体験を大きく超えて学習する機会となります。勝間氏のいう大きな業績を成し遂げてきた人たちのスタンスである「I am right. You are also right.」という考え方に触れて、自分自身の行動に落とし込んではいかがでしょうか。
【5】「努力=使った時間配分量」と考えればいいわけです。(中略)この考えの背景として参考にしたいのは、『世界一の美女の創りかた
』(イネス・イグロン著。マガジンハウス)という本ですこの本の著者のイネス・リグロンさんは、ミス・ユニバースジャパンのインターナショナル・ディレクターとして、世界一の森理世さんや世界2位の知花くららさんなどを育てたトレーナーの方です。この本のメッセージはいたってシンプルで、◎世界一の美女になるためには、あらゆる時間を「美女になる」ために費やさなければならいとうことなのです。(p172,173)
他人の結果については、プロセスを評価することなく、自分の結果については、プロセスも評価して貰いたいと思うことが人間の性かもしれません。自分自身の成長については、時間をかけて磨き続けることは、本書籍にも振られていますが、他人に対する評価についても、「結果にはプロセスが伴う。多くの努力をしたはずだ。」と立ち止まって、相手を見てはいかがでしょうか。きっと、今ままでとは違った人間関係を築くことができるかもしれません。
こちらでご紹介させて頂いた内容は、ごく一部です。興味のある方は、書籍にて。





















