そもそも「教養」の意味とは?
教養があるというと、私たちは知識が豊富なことだと考えてしまいがちです。しかし実際は、「教養」とは知識の量だけを指す言葉ではないようです。
では、「教養のある人」とは、どういう人を指すのでしょうか?まずは、「教養」という言葉の意味からまとめてみました。
「教養」の意味
「教養」(きょうよう)という言葉は、三省堂『大辞林』第三版によると「社会人として必要な広い文化的な知識。また、それによって養われた品位」と定義されています。
人は経験や学習によって多くの知識を身につけると、知識が豊富になるだけでなく、心の豊かさや優れた人間性が培われていきます。教養とは、知識を身につける過程で自然と養われていった人間的魅力のことを指す言葉なのです。
一般的に教養があることの条件としては、心が豊かで思いやりがあること、礼儀正しく上品なこと、コミュニケーション能力が高いことなどが挙げられるでしょう。
「教養」と「教育」の違い
「教養」と「教育」は、似ているようで異なる意味を持つ言葉です。
教育とは「教え育む」と書くように、知識や技術を人に教え育てること。例えば「英語を教育する」と言うように、教える側の行動を指す言葉です。教育によって知識を身につける立場からは、「教育を受ける」と言います。
対して「教養」とは「教え養う」と書き、多くの知識を身につけることで培われた心の豊かさ・優れた人間性を指す言葉。物事を教わる中で養われるものが、教養と考えると良いでしょう。
「教育」と「教養」は異なりますが、教育を受けることで教養が身につく場合も多いので、教養のある人になるためには、教育を受けることは欠かせないとも言えますね。
「物知りな人」=「教養のある人」とは限らない
「教養のある人」と聞くと、私たちは高学歴な人を連想しがちです。しかし、高学歴な人が必ずしも教養のある人だとは言えません。高学歴で知識は豊富でも教養が無い人もいれば、高学歴でなくても教養のある人もいます。
教養のある人とは、知識が豊富なだけではなく、その知識によって養われた人間的魅力のある人のこと。
高学歴で物知りであっても、必ずしも人間としての魅力があるとは言えないものです。反対に、高学歴でなくても豊富な知識を持ち、その知識の豊富さが人間的魅力に繋がっている人は、教養がある人だと言えるでしょう。
出典:goo辞書『教養(きょうよう) の意味』
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%95%99%E9%A4%8A/#jn-57158
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