そもそも「背徳感」とは?
まずは「背徳感」という言葉の意味を今一度おさらいしていきましょう。特に、背徳感という言葉に馴染みがない人や初めて聞いたという人には重要なステップになりますので、しっかり理解していきましょう。
「背徳感」の意味
背徳感とは、漢字そのままの意味で「徳に背く感覚」のことを指します。道徳に背いたときの感情や自覚を総じて「背徳感」と呼びます。
ここで押さえておきたいのが、背徳感というのは、モラルや常識といった道徳を理解しているからこそ感じるものであるという点です。つまり最初から道徳心がなかったり、常識やモラルを知らない人には、無縁の感情であるといって差し支えないということになります。
背徳感を感じたことがあるという人の多くは、同時に道徳心を持ち合わせた常識的な人物である場合が多いのです。
「背徳感」の類語と対義語
背徳感の類語には、「罪悪感」「後ろめたさ」などがあげられます。また、最近では英語の「immoral」をカタカナ表記した「インモラル」という類語も見かける機会が増えました。いずれの言葉も、道徳に反する行為をしたときに生まれる感情という意味を持ちます。
背徳感の対義語は道徳感ですと言いたいところですが、ニュアンスを考えると「道徳に背かない」という意味合いが強い「正義感」が妥当でしょう。
「背徳感」の例文
背徳感を用いた例文をいくつか紹介します。
①家族に嘘をついてまたパチンコに来てしまった。悪いこととは分かっているが、最近この背徳感が癖になってきている自分がいる。
②最近、隣の部署で働く既婚の男性と親しくしている。妻子がいると思うと背徳感でぞくぞくしてしまう。
③最近のマイブームは高校の授業中に飴を舐めることです。このチープなスリルとちょっとした背徳感がたまりません。
例文からもわかるように、背徳感の背景には、一般的に正しくないとされる行動と、それによって得られる愉悦感のようなものが存在します。
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