「マウンティング」ってなに?どういう意味?
現在では「マウンティング女子」や「マウンティングおじさん」「マウンティングママ」という言葉もできるほど、様々な立場の人がマウンティングを取り、周りの人を困らせています。
マウンティングとは?
マウンティングの意味とは「自分の方が優れているとアピールすること」。
元々の意味は、チンパンジーやゴリラなどが、自分の優位を示すために相手の後ろからまたがる行為のことです。他のサルに交尾の姿勢をとることで、上に乗った方が優位、下になった方が弱く無抵抗であることを示します。
この行為から、「あなたよりも自分の方が優れている」というアピールを「マウンティング」と言うようになりました。マウンティングの特徴として、直接的にバカにされるのではなく、「私の方がすごい。あなたは私よりも下」という内容のことを遠回しに言われる、という点があげられます。
そのため、マウンティングされた側は「あれ?今、私ってバカにされてる?」とうっすら不愉快になることが多く、じわじわとストレスが溜まっていくのです。
犬やうさぎなどのマウンティングは?
サル以外の動物でも、哺乳類のオスが交尾のときにマウンティング行動をすることがあります。
「うちの犬が腰をカクカクする」など飼い主さんが言っていることがありますよね。この行動がマウンティングにあたるのです。
犬やうさぎのオスは発情によってマウンティングをしますが、メスがマウンティングをすることもあります。これは人間と同じく「あんたよりも私が上なのよ!」というアピールなのです。
マウンティングは女性に多い?
マウントをとる行為は、男性よりも女性に多くみられると言われることがあります。理由は、男性社会は役職など立場があり、あえてマウントをとらずとも優劣がわかりやすいからでしょう。
一方、女性は「友人」「ママ友」「趣味のグループ」などで活動する機会が多くあります。男性社会が縦の繋がりであるのに対し、女性社会は横の繋がりで優劣が分かりづらいため、マウンティングで優劣をつけたがるのかもしれません。
とはいえ、会社勤めの男性や女性でもマウントを取る人が目立ってきています。現在では、男女問わずマウントを取る行為をして、周りを困らせる人が増えているのです。
マウンティングママ
ママ友の間でマウントを取りたがる人は、「マウンティングママ」という名前がつくほど多くいます。
マウンティングママは自分のスキルやステータスではなく、夫の勤め先や収入、子どもの学力で、ママ友にマウントを取りがちです。
子どもの教育方針などをママ友に尋ねて、「そんなに小さいうちから保育園に預けてるの?可哀想に」「私立に進学しないなんて、ご主人の収入が少ないの?」など、自分の価値観を押し付け、相手の家庭の事情を探ろうとします。
子ども同士の仲が良い場合、どれだけマウンティングママを疎ましく感じても、縁を切ることが難しいですよね。「マウンティングママ」は、ママたちの間で大きな悩みの種になっているようです。
マウンティングおじさん
男性社会は役職などで立場が分かりやすいはずなのですが、それでもわざわざマウンティングをする人は存在します。「マウンティングおじさん」と呼ばれ、過去の経歴や現在の肩書にしがみつき、わざわざアピールしてマウントを取る人のことです。
若者や部下に「また始まった…」とげんなりされていることに気付かず、「自分が若かったころは」「昔は~だった」などの昔話を連発します。
中高年ではなくても、日本人にありがちな「寝てない自慢」や「仕事できます自慢」を多くする男性も、マウンティングおじさんに分類されます。
出典:いぬのきもち『獣医師監修|メス犬でもマウンティング?その理由と効果的なしつけ方』
https://dog.benesse.ne.jp/withdog/content/?id=26696
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