「出さなくていっか」と思っていた上司から年賀状が届いてしまった、ということもあります。そんなときは、どのように返信すればいいでしょうか。そこで『スゴエル』読者へのアンケートをもとに、そんな不手際を払拭するワザあり年賀状を探ってみました。
「上司だけでなく、出した人全員に対して遅れたことにすれば、角が立ちません」(20代女性)と、遅れたのを自分のキャラのせいにしてしまう人もいるようです。さらに「今年こそ迅速に仕事をこなせるよう頑張りますので、ご指導宜しくお願いします」と、決意表明を添えるといいでしょう。
「お客様の分は遅れていない、とアピールしてお茶をにごします」(20代女性)のように、優先すべき人々を立てて理由にする方法もあります。きちんと準備はしていたことを示すためには、普通ハガキでなく年賀ハガキで出したほうが、より信憑性が高まるでしょう。
「元日にプリクラを撮って、晴れ着の写真を添えて出しました」(20代女性)と、華やかな姿を添えて上司の心を和ませるという声も寄せられました。余裕がある人は、晴れ着で三つ指をついてご挨拶をしている写真を撮って、「本年も宜しくお願い致します」と添えるとさらに特別感が高まりそうです。
「きちんと詫びた上で、片手間で返事をしたと思われないように、手書きでびっしりと書き込みます」(20代女性)というように、今年の目標を書き綴るという意見もあります。「入力ミスを撲滅します!」などと具体的に表明し、休み明けには書いたとおりに頑張っている姿勢を見せるようにしましょう。
「遅れた理由を提示すると同時に、年賀状のよさを再確認したと感動を添えて送ります」(20代女性)と、もらったからこそ出した、と逆に強調する方法もあるようです。上司からの年賀状に手書きのメッセージがあった場合は、それに応える形でコメントを添えるといいでしょう。
「昨年中どれだけお世話になったかを書きます」(20代女性)のように、「あなたがいてくれてよかった」と思っていることを存分にアピールするという人もいました。そのうえで、「今年もいろいろとご迷惑をおかけすると思いますが、見捨てずにご指導ください」と結ぶと、「可愛いヤツめ」と思ってもらえそうです。
「遅れていることは事実なので、そこを逆手にとったコメントを添えます」(20代女性)と、ちゃっかり者というキャラクターを活かすツワモノもいるようです。年賀状の当選番号の発表日にも、「どうでした?」と茶目っ気たっぷりに聞いてみるといいかもしれません。
「親からの挨拶、というインパクトで勝負します」(20代女性)と、保護者からの挨拶で重々しさを演出する方法もあります。仕事始めの挨拶をする時にも、「父が日頃の感謝を伝えたいと申しまして」とダメ押ししておくといいでしょう。
「ケチっていると思われないよう、切手もちゃんと貼って手渡しをします」(20代女性)のように、顔を見て渡したかったと強調するという意見も寄せられました。「今年も宜しくお願いします!」と、ちょっとした帰省土産や旅行土産を添えるとポイントをアップできるでしょう。
出しそびれていた上司から年賀状が届いたとき、ほかにどんなメッセージを添えれば相手に納得してもらえるでしょうか。皆さんの意見や経験談をお待ちしています。(萩原はるな)
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