飲み会は本来、陽気に、自由に楽しむもの。ですが、仕事関係の飲み会ともなれば、話は別。仕事中と同じくらいの礼儀正しさや緊張感を求められることもあるようです。そこで今回は、『スゴエル』読者へのアンケートを参考に、「飲み会で『社会人失格!』と思われてしまう行動」をご紹介します。
「空気が読めなすぎ!」(20代女性)という声もあり、協調性のない振る舞いは、場をしらけさせてしまうようです。たとえ飲めなくても一杯目は周囲に合わせてビールなどのお酒を注文し、乾杯後、ソフトドリンクに変えるとよいでしょう。
「『限定コスメGET!』と言いながら1時間遅れでやってきた後輩には呆れました」(20代女性)というように、勝手な行動は会社の飲み会ではご法度でしょう。どうしてもはずせない用事がある場合は、「用事があって1時間ほど遅れますが必ず行きます」など、事前に幹事に申告しておきましょう。
「おかげでお局様は不機嫌になるし、私たちまでとばっちり!」(20代女性)というように、すぐ不満を顔に出す子どもじみた振る舞いは、周囲まで不快な気持ちにさせてしまうでしょう。苦手な人の隣でも努力してコミュニケーションをとれば、その後の仕事もスムーズに運べるというような、副次的な効果も期待できるかもしれません。
「お酌もせず話もろくにしない。少しの間くらいケータイ見るの我慢できない?」(20代女性)というように、ケータイに夢中になっている人が一人でもいると、楽しい場の雰囲気を台無しにしてしまうようです。飲み会の間はケータイをポケットにしまい、着信があったら席をはずして対応するなど、場を大切にする気遣いを忘れないようにしましょう。
「『それじゃ今の若手はついていきませんよ』と部長に言い放ったときの戦慄たるや…」(20代女性)というように、無礼講だからといって思ったことをストレートに口にすると、とんでもないことになりかねません。職場の飲み会は、あくまで仕事の延長にあるものです。礼儀やマナーを欠いた振る舞いには気をつけましょう。
「弱いって知ってるくせに飲めとしつこい同僚に辟易した」(20代女性)というように、飲めない相手にお酒を無理強いすると、「アルハラ」だと言われても仕方がないでしょう。お酒を勧めること自体は悪いことではありませんが、体質的に受け付けない場合もあるので「飲める人?」と一言確認すると安心ではないでしょうか。
「ふたりの世界に入ろうと必死な姿に唖然」(20代女性)というように、集団行動を乱す暴走に、冷ややかな視線を送る人も少なくありません。気になる男性がいるなら、むしろ、お酌をしたり、料理を取り分けたりして周囲に気を配っていたほうが、「素敵な子だな」と思ってもらえるのではないでしょうか。
「トイレで倒れてるのかと思って心配してたのに、勝手に帰るなんてありえない!」(20代女性)というように、無断で帰ってしまうと周囲からブーイングが起きそうです。用事があるときは、「今日は22時には失礼します」と事前に上司に伝え、帰り際「お先に失礼します。皆さん楽しんでください!」と一言かけるとよさそうです。
「学生か! 介抱するこっちの身にもなってほしい」(20代女性)というように、他人への迷惑を考えない無茶な飲み方をすると、同僚に呆れられてしまうでしょう。ソフトドリンクをはさむなどして、上手に酔いをコントロールするのが、あるべき大人の飲酒ではないでしょうか。
ほかにも「飲み会で『社会人失格!』と思われてしまう行動」に関するエピソードがあれば教えてください。みなさんのご意見をお待ちしています。(榎本洋子)
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