夫に「お小遣いの減額」を切り出すときの作戦9パターン


「お小遣いを減らすよ」と軽くジャブをかましただけで、不機嫌になる夫。しかたのないこととはいえ、家計のために同意が必須だとしたら、どう交渉すればいいでしょうか。そこで今回は20代から40代の既婚女性500名に聞いたアンケートを参考に、「夫に『お小遣いの減額』を切り出すときの作戦」を紹介します。

  • 【1】1円でも安くキャベツを買おうとするなど、日頃から節約ぶりを見せておく

    「『底値!』と書いた一覧表や、赤丸をつけたチラシを冷蔵庫にベタベタ貼ってアピール」(20代女性)というように、まずは死に物狂いで節約する様子を見せてから、交渉の場に臨んでみましょう。精いっぱい努力したうえでの最終手段だと訴えれば、夫も譲歩してくれるかもしれません。

  • 【2】過去一年の家計簿をグラフ化し、家計の内情を説明する

    「感情論よりデータで説得。ここ3年の家計の推移をエクセルで整理しました」(30代女性)というように、ぼんやりとした印象を述べるのではなく、数値化された資料を揃えて説明すると、夫の理解を得られやすいでしょう。冷静にやりとりできるよう、「年収ごとの夫小遣い平均値」などを調べて提示するのもよさそうです。

  • 【3】お弁当を作るなど、こちらの助力を申し出る

    「お弁当はもちろん、お茶も水筒で持参してもらいます」(30代女性)というように、愛妻弁当で懐柔する作戦は王道かもしれません。冷凍食品を多用せず、早起きして心づくしのお弁当を作り続ければ、努力を認めて細かな節約に協力してくれるでしょう。

  • 【4】小遣い自体はむしろ増額し、夫の懐からの支出を増やしてもらう

    「お小遣いを1万円増やす条件として、飲み代などの臨時出費は一切援助しない方針に変更」(20代女性)というように、月々の取り分を増額するかわりに、自分でやりくりしてもらう範囲を広めることで、「家計の節約」につながる場合もあるでしょう。この方法なら、「飲み会の頻度を減らす」など、本人の自覚を促せそうです。

  • 【5】「減額分を貯めて新しいカメラを買う」など、わかりやすいゴールを決める

    「主人の趣味でもあり、成長する子どもを撮るためにも必要だった望遠カメラを買い換えました」(30代女性)というように、むやみに「お小遣いカット」を要求するのではなく、家族みんなが納得できる「目標」を掲げてみるのもいいでしょう。「海外旅行」など、一朝一夕では捻出できない予算を積み立てたいときには、有効な手かもしれません。

  • 【6】「子どもの塾代もかさむようになって…」と、泣き落とす

    「『あの子、勉強の面白さに目覚めたみたい』が決定打になりました」(40代女性)というように、子を思う親心をつつく方法もあります。感情に訴えるにしても、「大学卒業時までの教育費」の資料ぐらいは用意して説明したほうが、夫も現実的な判断ができるでしょう。

  • 【7】話にならない夫には、メールで冷静に交渉する

    「どう伝えても『安月給で悪かったな!』とキレられそうだから、いっそメールで」(20代女性)というように、面と向かって切り出すと言い争いになりそうな場合には、メールで相談するのも一案です。一人で心を落ち着けて、ゆっくり家計簿ファイルを見てもらいましょう。

  • 【8】住宅購入時期を相談し、マネー計画を立てる

    「『上の子が小学校に入る前には自分の家を持ちたいね』と話しあって、夫婦とも小遣いを大幅に減らしました」(20代女性)というように、大きな目標を持って気持ちを一致させたカップルもいます。買いたいエリアのモデルハウスを見学するなど、夢をふくらませれば節約も楽しくなりそうです。

  • 【9】「帰省費用がないと親に告げる」と、プライドに訴える

    「『今の状況じゃ4人分の新幹線代は厳しい。お義母さんに私から言おうか?』とサラリと切り出しました」(30代女性)というように、親の前では格好をつけたい夫の心理を利用して、家計の厳しさを理解させる人もいるようです。ただし、夫のプライドを傷つける可能性もあるので、むやみに乱発しないほうがいいでしょう。

夫に「お小遣いの減額」を持ちかけることは、働く意欲をそぎかねないため、かなり慎重にしたほうがよさそうです。「あなたの働きに感謝している」という姿勢を示したうえで、できるだけ冷静かつ前向きに将来を予想して説明するように努めましょう。(水谷仁美)


【調査概要】
期間:2013年3月6日(水)から3月7日(木)まで
対象:合計500名(20代、30代、40代の既婚女性)
地域:全国
方法:インターネット調査
Photo:All images by iStock