いまのうちに夫と話し合っておきたい「義父母が老いたときの心配事」9パターン


今は夫婦の生活を満喫していても、将来、義父母が年を取り、介護が必要になったら、状況は一変するはず。のんきに構える夫をたきつけて、義父母が元気な今のうちに、いろいろと話し合っておきたいものです。そこで今回は、独自アンケートの結果を参考に「いまのうちに夫と話し合っておきたい『義父母が老いたときの心配事』9パターン」をご紹介します。

  • 【1】不便な田舎暮らしを余儀なくされそうな「Uターンの可能性」

    「『ネット環境さえ整わない田舎なら、仕事も怪しいよね』と突然のUターンの危険性を力説」(30代女性)というように、夫の故郷に戻る必要があるなら、早い段階から念頭に置いて準備を進める必要があるでしょう。「無職で家族を養えるの?」など、夫に危機感を抱いてもらったほうがよさそうです。

  • 【2】きっと気苦労の耐えない「義父母との同居」

    「『一緒に住むなら二世帯じゃないと無理!』と最低限の条件を提示」(30代女性)というように、同居しても良好な関係を保つためには、住まい方にも配慮を重ねたほうがいいでしょう。お互いのストレスも考えて「近居」にするなど、資金面も含めて、いろいろなパターンを検討しておきましょう。

  • 【3】わが家の財布をあてにされたら困る「義父母への資金援助」

    「『年金だけで食べていけなかったらどうするの?』と夫の認識不足に激怒」(30代女性)というように、義父母がリタイア後のやりくりをどう考えているのかについては、夫にある程度把握しておいてもらったほうがいいでしょう。夫婦として援助できる範囲を事前にすり合わせておくと、将来揉めずに済みそうです。

  • 【4】嫁がやるのがあたりまえだと思われたら心外な「義父母の介護」

    「『介護は嫁の仕事なんて誰が決めたの? ちゃんと話し合っといてよね』と兄弟会議を提案」(30代女性)というように、負担を分散させるためにも、役割分担をきちんと決めておきたいと考える人は多いようです。「まだ早い」という夫には、「明日、介護が必要な状況になったらどうするの?」と脅してみてもよいかもしれません。

  • 【5】何をどうすればいいのかはさておき、期待されても戸惑う「○○家の跡継ぎ」

    「『地域のしきたりを覚えなさいとか言われてもわからないし』と、後継者呼ばわりされる不安を強調」(20代女性)というように、「跡継ぎ」問題には義父母をとりまく人間関係や、その地方独特の風習なども関わる恐れがあります。夫には、肩書の問題ではなく、実務の面を心配していることを理解してもらいましょう。

  • 【6】どうにかなるでは済まされない「お墓・仏壇の管理」

    「『お墓や仏壇は、盆や彼岸のたびに、掃除とか大変だよ…』とため息」(20代女性)というように、引き受けてしまったら最後、いい加減な扱いが許されないのがお墓や仏壇の問題でしょう。掃除を兄弟で分担するなど、負担を減らす工夫も必要かもしれません。

  • 【7】親しい兄弟でも揉める恐れがある「土地・家屋の相続」

    「『葬儀のあとにお金のことで揉めるのは絶対嫌だから』と真剣に話しました」(20代女性)というように、兄弟で均等に分けることが難しい不動産の扱いについては、早いうちに決めておいたほうがよいでしょう。「うちに限って」という理性では片付かない世界だと、夫にも釘を刺しておきましょう。

  • 【8】自分たちに遺されても扱いに困る「値段のつかない義父母の資産」

    「『お義父さんが描きためた油絵とか、もらっても困るよね』と夫の前で深いため息…」(20代女性)というように、値段のつけられない品物については、義父母の元気なうちに、本人に扱いを決めてもらうのも手です。早めに対応を託されたなら、保管や処分に備えることもできそうです。

  • 【9】未婚の義兄・義弟がこのまま独身だったときの「老後の世話」

    「『ゆくゆくはあなたがお兄ちゃんの面倒も…』とあてにする姑。まずは夫に『断固拒否!』と宣言」(20代女性)というように、「未婚の義兄・義弟の将来にまで責任は持てない」と感じるのは当然でしょう。成り行きで面倒を見る羽目にならないためにも、義父母には夫から明言しておいてもらいましょう。

ほかにも、「こういうことは先に話しておいたほうがよい」というポイントがあればぜひ教えてください。早めの根回しで、将来の不安を少しでも払拭できるといいですね。(西村祥子)
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